日誌

ドローン特別講座日誌

出来そうで出来ないから楽しい

カエル跳び 寒気が押し寄せ,今朝の気温はマイナス3℃,日中も1℃と冷え込んでいます。それでも天気がいいため,昨日と同様日当たりのいい室内は暖かいです。明日は午前中に雪が降り,土曜日の予想最低気温はマイナス7℃ということで,本格的な冬将軍の到来です。
 さて,今日はタイトルの通り「第2回ドローン特別講座」を行いました。午前9時~12時までの3時間,慶應義塾大学の南先生に楽しく講座を行っていただきました。
 操作方法ではおもに「カエル跳び」「ホバリング」「スクエア,サークル」「ドローンバスケット」の4つの内容を,数人ずつのグループを作り,ゲーム形式で行いました。
 「カエル跳び」は,機体を手のひらに乗せ,もう片方の手でコントローラーを操作して,上昇させたり手のひらに戻したりする操作。「ホバリング」は,機体を空中の一点にとどめておく操作。「スクエア,サークル」は,機体を四角形・円形に飛行させる操作。「ドローンバスケット」は,いろんな置き方をした箱に,機体を着地させる操作です。
 時間を制限して,それぞれの操作が何回できるかを競いあうことで,楽しみながらドローンの操作方法を学びました。
 女子生徒は「とても楽しかったです。」「すぐには上手にとばせなかったけど,出来そうで出来ないところが楽しいです。」と答えてくれました。冬休み中何度も練習に来ていた男子生徒も「なかなか思ったように操縦できなくて,難しかったです」と答えてくれました。
 南先生も「上手に飛ばせる生徒が数名いますね」と,手応えを話してくださいました。
 南先生には,今までの活用事例や危険性についても映像を交えて話をしてくださり,楽しさばかりではない注意点なども,じっくりとお話をしていただきました。
 第3回目の特別講座は,20日(金)に開催される予定です。次回以降は,「レーシングドローン班」「空撮ドローン班」「地域解決課題班」の3班に分かれて講座を実施する予定です。
 今日,マイドローンを手にした生徒も多くいましたので,次回はもっと上達していることでしょう。

ホバリングの練習  仲間と協力しながら着地練習

南先生の説明  女子も上手に飛ばしています

全国初 ドローン特別講座開講式を行いました

 例年だと結構寒い日が続く時期だと思いますが,全国的に昨日・今日は暖かいようですね。週末からまた天気が崩れるとの予報です。大荒れにならなければいいですが・・・
 さて,今日は「冬至」。1年で一番昼の時間が短く,冬至カボチャを食べる日(人によりますが)でもあります。私が小学生の時に,学校で育てたカボチャと小豆を煮込んだ甘い「冬至カボチャ」(本当は「いとこ煮」というのかも知れません)を食べた記憶がうっすらと残っています。

ドローンの操縦練習 さて,12月14日の新聞にも大きく取りあげられたように,慶應義塾大学がドローンの実証実験拠点を田村市に設けることになりました。そして今日は,田村市と慶應義塾大学が全国初の連携協力協定を締結する日でした。
 「ドローン」を使って撮影した迫力ある映像はすでに身近なものになっており,新たな利用形態の実証実験を通して,地域活性化や地域課題への対応が大きく期待されています。
 一方,ドローン利活用の急速な拡大に伴い,ドローンを操縦できる人材の育成も急務となっており,その一つの取り組みとして,今回の「ドローン特別講座」を行うことになりました。
 この特別講座では,ドローン操縦技術の他に,ドローンの可能性や安全性等の知識も教えていただき,本格操縦トレーニング・自動飛行プログラミングを行いながら,最終的には空撮技術を身に付ける予定です。そして,この特別講座への参加希望を1・2年生から募ったところ,31名もの応募がありました。

トイドローンの大きさ だいぶ前置きが長くなってしまいましたが,以上のような背景のもと,連携協力協定締結式の終了後,本校で「ドローン特別講座」の開講式を行いました。
 開講式には,田村市長様をはじめ田村市・慶應義塾大学の関係の皆様が本校においでになり,田村市長様・慶應義塾大学 総合政策学部教授 古谷知之様より挨拶を頂戴しました。
 実技に入る前に「充電方法」「モード2」「バインドコール」「ホバリング」「トリム調整」などの説明があり,その後実際に基本的な操縦方法を教えていただき,3人1班でさっそく「トリム調整」と「ホバリング」に挑戦。コントローラーの微妙な操作が必要で,はじめは上手くいきません。しかし,生徒たちはすぐに慣れた様子で,上手にホバリングを行っていました。
 この特別講座は,来年3月までに今日を含めて6回予定されています。次回までの宿題は「ホバリングしながら四角形に飛行させる」「ホバリングしながら円を描くように飛行させる」です。
 また,3月までに達成したい目標として「田村市の綺麗な風景を発信する」「DRONE JAPAN展への出品」などが提示されました。生徒たちは「楽しい」「早く上手になりたい」「冬休み中の練習はどうするんですか」など意欲的な言葉がたくさん聞かれました。示された目標に近づけるよう,練習に励んでほしいと思います。
 この講座を受講した生徒たちが,ドローンという目を通して地域課題に向き合い,操作技術を生かして地域社会に貢献できるようになれば,もっと地域が元気になるのではないかと思います。

校長挨拶 市長挨拶 古谷先生の講演