校長あいさつ

 本校は、昭和23年に開校し、今年で創立77年となる田村市唯一の高等学校です。およそ15,000名に及ぶ卒業生は県内外で活躍しており、この地域の地盤を支えるとともに地域産業の振興に向けて大きな役割を果たしております。
 
 今年度は、新入生69名を迎え、全校生204名となりました。「地域に学び、地域とともに発展する学校」を目指し、生徒の可能性を信じそれを最大限に引き出すべく、生徒一人一人に対して丁寧に指導・支援を行っています。
 さて、本校には、伝統の中で培ってきた「本校ならではの教育」があります。大きな特色を5つご紹介します。
1.普通科の中に「進学」「デュアル」「ビジネス」の3コースを設置
…生徒の多様な進路希望にしっかり対応しています。
2.デュアルシステムを導入した実効性ある就労体験を実施
…地元企業・団体等の皆様の協力及び田村市の支援により、生徒が実際に社会に出て通年で実習を行うことにより、社会で求められる資質・能力や地域に貢献する意欲を育んでいます。
3.アクティブリーダー育成プロジェクト(課外活動)と探究学習(「総合的な探究の時間」中心)の積極的な推進
 …地域を知り、その課題解決に向けた社会貢献活動を実施し、これからの社会や地域づくりに求められる「正解のない問いに主体的に立ち向かう力」を育んでいます。
4.ドローン科学探究部(部活動)による先進的・探究的な学びを実施
 …ドローン操作の習得ではなく、慶應義塾大学等と連携して、ドローンを活用した地域課題の解決に向けた研究をしています。 
5.特別支援学校と連携した個別支援教育の推進
 …校舎を共用しているたむら支援学校との交流等を通して、共生社会を生きる豊かな人間性を育むとともに、個別の教育支援計画に基づく支援、スキルトレーニング、NPOと協働した居場所づくり等の個別支援教育を丁寧に行っています。
 以上のように、本校は、学校に現在求められている、多様性への対応や正解のない問いに対して仲間と対話・協働しながら解決に向かう力の育成を積極的に行っている学校です。
 そして、私たちの教育活動のゴールは、卒業時の進路実現にとどまりません。生徒の卒業後の人生の幸せ(Well-being)に向けて、教職員一丸となって、伴走支援を行っていきます。
 最後に、日頃より本校を支えていただいている関係者の皆様には、心より感謝申し上げますとともに、今後とも変わらぬご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 なお、本校の学びについて詳しく知りたい方、質問等がある方は、気軽に本校にお問い合わせください。お待ちしております。
令和7年4月
校長 田母神 賢一

 

学校経営・運営ビジョン

校訓・モットー

校訓 : 自律

 自分の夢や希望の実現に向けて周囲の状況を見定め、社会の一員としての責務を自覚しながら、良識ある行動をとること。

モットー : 図南の鵬翼

 校歌にある「図南の鵬翼」をモットーに、自然に囲まれ設備の整った素晴らしい環境の中で、教員と生徒があらゆる機会を通して積極的にコミュニケーションを図りながら、急激な社会の変化に対応できる心豊かでたくましい人間の育成を目指す。

※「図南の鵬翼(となんのほうよく)」とは・・・
 中国の「荘子」からの出典。理想や目標に向かってたゆまぬ努力をすることによって、この願いが叶えられること。暗く冷たい北の海に住んでいた「鯤(こん)」という魚が「鵬(ほう)」という鳥に変身を遂げ、その大きな翼を広げ、明るく暖かい南へ向かって、理想を抱いて飛んでいく姿を現している。

在籍生徒数


  1年 2年 3年 合計
男子 33 39 33 105
女子 36 39 24 99
69 78 57 204
クラス数 2 2 3  

学校パンフレット

令和6年度の学校パンフレットになります。ご覧ください。

 

 

令和6年度船引高校学校パンフレット.pdf