福島大学現役合格
2014年12月26日 11時06分 先日行われた福島大学推薦入試において、本校特別進学クラス3年生の佐藤美幸さん(移中出身)が行政政策学類に見事合格を果たしました。
私が福島大学への進学を決めたのは3年生に進級する直前の春休みでした。田村市の復興に自分も携わりたいという思い、さらに、3年間陸上競技部で活動した経験を生かし、スポーツを通して地域に関わりたいという思い、この二つが理由となって、行政政策学類を志望しました。入試を突破するだけでなく、入学後の勉強についていけるように、3年生になってからは、それまで以上に気を引き締めて勉強に取り組むようになりました。
行政政策学類の推薦入試では小論文と面接が課されます。毎日のように、小論文と面接の練習に取り組みました。また、田村市役所を訪問し、田村市の現状等について、職員の方から貴重なお話を伺いました。初めて知ることも多く、震災後の田村市の課題についてしっかり考える機会となったとともに、より田村市の復興に貢献したいという思いを強くしました。
毎日の小論文の練習や面接練習が辛いと感じたり、周囲の友人が次々に合格していくことに焦りを感じたりした時期もありました。しかし、そんな時に支えとなったのは、共に大学進学を目指す友人の存在でした。さらに、面接や小論文、市役所訪問など、さまざまな場面でご指導をいただいた先生方にも本当に感謝しています。
今年、生徒会役員として田村市のCM制作に携わりました。その際に、田村市の5つの地域の名所を訪れ、田村市の良さを改めて感じることができました。その一方で、震災以降の観光客の減少という現実も肌で感じることができました。将来は地域の復興に関わる仕事に就きたいと考えています。また、田村市の良さを外部に伝え、地域の方々ともに、震災以前よりも活気あふれる田村市にしていきたいです。そのために、福島大学で4年間学び、将来地元に貢献できる人材になりたいです。