日誌

ドローン特別講座日誌

ドローンは○○

上手に操縦する1年生 今日は,ドローン特別講座の第2回目を行いました。
 2回目とはいっても前回が開講式だったので,実際に機体を操作するのは今回が初めてになります。そして,今回の講師も昨年度と同じ慶應大学の南先生です。
 まず初めに「ドローンは○○」というタイトルで,南先生からお話をしていただきました。「○○」には「楽しい」「役に立つ」「最先端」などいろんな言葉を入れることができますが,空中を飛ばすので「落ちる」も入ります。南先生は,ドローンは「落ちる」ので,「安全第一」に飛行させなければならないことを全員に伝えたかったのだと思います。ということで,安全に練習して安全に飛行させるための注意点と,ドローンを使った素晴らしい映像資料を紹介していただきました。
 そして,いよいよ練習の始まりです。昨年度は南先生一人で30人ほどの生徒を指導していただきましたが,今年は昨年度の経験者(先輩)が必ず一人は入るように班編成をしました。先輩の教え方も上手だったのでしょう,今日の講座はとてもスムーズに進みました。
 最初は遠慮がちだった1年生たちも,出された課題に積極的にチャレンジようになり,講座が終わると「難しかったけど楽しかった」「ずっと集中して疲れたけど楽しかった」と話していました。先生から「次の鵬翼祭の様子をドローンで空撮することもできるんだよ」と聞くとさらに目を輝かせ,ドローンの魅力が少しずつわかってきたようです。
 次の特別講座は8月7日(月)です。それまでに積極的に練習を積んで,出された課題をクリアしておきましょう。

今回の講座で使用するドローン 南先生のお話 南先生のお話を聞く受講生

船引高校のドローン女子 練習に熱中する1年生 

好きこそものの上手なれ

早朝の飛行訓練 船引高校も今日から夏休みです。夏休みとは言っても,進路活動や課外そして部活動をするため,多くの生徒たちが登校しています。
 そんな中,グラウンドでは早朝からドローンの飛行練習をしている生徒たちがいました。
 先日行われた特別講座の開講式で示された空撮映像を撮影するためには,指定された項目に従って一定時間以上の飛行訓練を行い,許可を得なければなりません。その条件を満たすために,男子も女子も頑張って練習しているようです。
 今日は,男子3名が機体を操っていました。飛行前の点検に始まり,離着陸・ホバリング・前後左右の移動・対面飛行・8の字飛行など,練習項目は盛りだくさんです。よく見ると,操縦機(プロポ)の先端にはスマホが取り付けてあり,ドローンに装着したカメラの映像が映し出されています。これを見ながらも操縦できるんですね。ドローンにはハイテク機器が満載です。
 朝早く登校し,自分で積極的に練習している姿を見ると,早く上手になりたい,早く思ったように飛行させたい,という熱意が伝わって来ます。ハイテク機器を自由に操っている姿は,「好きこそものの上手なれ」の言葉そのものです。生徒自らが積極的にチャレンジできる場と環境が大切だ,と改めて感じます。
 思ったように操縦できない項目もあるようですが,急がず焦らず何回も練習を重ね,安全第一で,思い描いた空撮映像を撮れるように頑張ってほしいと思います。

いざ,離陸!! これがプロポ(操縦機)です 前後左右の飛行練習

プロポの先端にはスマホを装着 上手にコントロールしています 

ドローン女子も頑張ってます

 昨日の雨もあがり,今日は朝から曇時々晴れ。雲の間から時おり太陽が姿を見せ,少し暑さを感じます。
視線の先には? 珍しく早朝のグラウンドに女子生徒が集まっていました。その視線の先には「ドローン」が飛んでいます。先日の特別講座開講式以降,男子生徒は朝や放課後に飛行練習を行っている姿を何度か見ていましたが,女子生徒が自主的に練習する姿を見るのは初めてです。
 近づいてみると,かなり上手に操っています。機体をかなり遠くまで飛ばしていたので「飛んでいったきりにならないの?」と失礼なことを聞くと,「大丈夫ですよ」と言ってちゃんと目の前まで戻し,空中からの写真撮影にも挑戦。私もピース姿でちゃっかりと写ってしまいました。
 男子が練習している姿を見て,触発されたんでしょう。今年度の特別講習の日程は,現在調整中です。もう少しすると講座を申し込んだ皆さんに案内できると思います。それまでしっかりと自主練習に励んで下さい。

  

船引高校でしかできないドローン特別講座

 先週土曜日(6月10日(土))のPTA前期奉仕作業の後,田村市役所の多目的ホールで「ドローン特別講座成果発表会&平成29年度ドローン特別講座開講式」が行われました。
 今年3月に校内でも成果発表を行いましたが,今回は田村市民の方々や企業の皆様に対する成果発表です。田村市長様のご挨拶,慶應義塾大学の古谷先生とドローン女子代表の佐々木様の講演の後,昨年度の特別講座を受講した生徒たちが成果発表を行いました。
ゴーグル越しに自分が見たい方向を見ることができるカメラを搭載したドローン まずはじめに,空撮班が「田村市の魅力」と「Funehiki School Life」を上映しました。これらは「Drone Movie Contest 2017」に応募した作品です。進行役の慶應義塾大学の南先生から「一番好きな場面は?」「音楽のこだわりは?」などの質問があり,古谷先生と佐々木様から「初心を忘れず次にチャレンジしてください」と励ましの講評をいただきました。
 次に,地域課題解決班が「サーモドローンの利用」「水質調査・生態系調査への応用」についてプレゼンテーションを行いました。一般市民の方々や企業の皆さんの前で発表するという,滅多に経験することができない場だっただけに,生徒たちはとても緊張した様子でした。しかし,こういう機会を得られたことは,生徒たちの大きな自信につながったことでしょう。
 成果発表の最後に,生徒たちが撮影した「萬福寺のしだれ桜」と,撮影技術を指導して頂いた糺(ただす)の森様が撮影した田村市内の桜の映像が紹介されました。こういう映像を編集するには,短い動画を組み合わせるのがコツだとのこと。生徒たちにはぜひ生かしてほしいテクニックです。

展示されたドローンを見学しています 「田村市の魅力」の発表 「Funehiki School Life」の発表

船引高校のドローン女子たち 「サーモドローン」のプレゼン 「水質調査・生態系調査への応用」のプレゼン

 最後に,今年度の特別講座開講式を行いました。南先生から,昨年度と同様「空撮班」「地域課題解決班」「レース班」の3つの班で活動することが示され,それぞれの班に具体的な課題も提示されました。「空撮班」は,田村市で開催されるイベントの撮影とCM大賞への応募,「地域課題解決班」は,地域の方からいただく課題への対応,「レース班」は,佐野日大高校との練習試合の実施だそうです。昨年度よりもハードルが一段高くなりましたが,生徒たちの成長ぶりに期待を込めた課題だと思います。
 この課題を聞いて,昨年度の経験者たちの心にも火が付いたようです。船引高校でしかできないドローン特別講座。今年もいよいよスタートします。

春爛漫

大滝根川沿いに咲いた満開の桜 さて,船引町もついに桜が満開になりました。今日は天気も素晴らしく,絶好のドローン撮影日和でした。船引町の中心を流れる大滝根川の両岸に咲く桜も咲き乱れ,先日の特別講座を受講した生徒たちが,この素晴らしい景色を撮影しようと試みました。
 しかし,撮影するには風が強く,やむを得ず撮影対象を安倍文殊堂近くにある萬福寺のしだれ桜に変更。撮影には,ドローンで田村市の桜を撮影しに来ていた「糺(ただす)の森」の方々に,撮影の仕方を懇切丁寧に教えていただきました。初歩的な撮影テクニックはもちろんですが,安全確認のしかた,声の掛け合い方などもしっかりと教えていただき,本当にありがとうございました。

萬福寺のしだれ桜 生徒たちのドローン操縦技術は素晴らしいもので,「糺の森」の方々もビックリするほどです。途中からは「もっと撮りたいカットがあれば挑戦してみたら」と声をかけていただけるほど互いにうち解けて,楽しい撮影会となりました。
 これからは,撮影した映像を編集し,動画を完成する作業があります。もしかすると「糺の森」の方とはライバルになるかもしれません。「田村市の春」の素晴らしさを伝えられる動画となることを期待しています。





  

  

将来の夢を拓く体験

 今回は,今までの取組の成果発表会です。生徒たちは「空撮班」「地域課題解決班」「レースドローン班」の3つの班に分かれて活動してきましたので,それぞれの班毎の発表です。

空撮班の発表 最初の発表は「空撮班」。「空撮班」には2つのグループがあり,それぞれがすでにYoutubeにアップロードした動画を紹介しました。
 ご存じの通り作品の内容は「田村市の紹介」と「船引高校生の学校生活」です。南先生から「苦労したことは?」と聞かれると「片曽根山で撮影しようとしたら,うまくいかず写真を撮って帰ってきました」,「工夫した点は?」と聞かれると「文化祭の教員バンドの演奏を取り入れた点です」とのこと。コンテストでは残念ながら入賞できませんでしたが,全てが初めての取組みでよくぞここまで完成させた,というのが正直な感想です。

地域課題解決班の発表 次の発表は「地域課題解決班」。「地域課題解決班」にも3つのグループがあり,それぞれが,ドローン利用が期待される場面を,調べたり考えたりして発表しました。
 農業への有効利用に関する発表,医療や防犯にサーモドローンの利用を提案する発表,様々なセンサーを装備することで水質調査・生態系調査がさらに安全正確に行えるようになるとの発表などがあり,内容も発表の様子もとても立派でした。
 中には,若者の就農を活発にする環境を作るために,ドローンを積極的に利用したいという夢をもっている生徒もいます。今回の経験を自分たちの意欲的な活動に繋げ,可能性を広げ,ぜひ夢を実現して欲しいと思います。
レースドローン班の競争 最後は「レースドローン班」。この班はトイドローンでの障害物競走です。体育館内にポールや脚立などを設置して,今まで練習してきた技術を競い合いました。トイドローンは空撮用のドローンに比べて格段に操縦が難しく,すぐ墜落?してしまいます。
 実際にレースに参加するレーサーたちは,ドローンを目視して操縦しているわけではなく,ドローンに搭載されたカメラから送られる映像をモニターで見ながら操縦するとのことです。本当のレースに参加するためのハードルはかなり高そうです。それでも「あの子なかなかだね」と話題になる生徒もいて,生徒たちの腕前はかなりあがっているようでした。

 ということで,今回で特別講座も終了です。この特別講座に参加した皆さんにはぜひ,「楽しかった経験」ではなく「将来の夢を拓く体験」としてほしいと思います。
 古谷先生・南先生を初めとする慶應大学の方々,田村市の関係の皆様,この活動を見学に来ていただいた多数の皆様方に,心より御礼申し上げます。来年度も新たな仲間を加えて,この講座が実施できればと思いますので,今後ともよろしくお願いいたします。

産業用ドローンの紹介 産業用ドローンの紹介 産業用ドローンの紹介

空撮班への質問 地域課題解決班の発表 レースドローン班の競争

絶対に見て下さい

 さて,今日も怪しげなタイトルですが,本当に「絶対に見てほしい」作品の紹介です。
 1・2年生の希望者が取り組んできた「ドローン特別講座」。空撮班の動画撮影が完了し,やっとコンテストに応募することができました。
男子チーム:田村市の魅力 参加したコンテストは「Drone Movie Contest 2017」。「デジタルハリウッド ロボティクスアカデミー」「JUIDA 一般社団法人日本UAS産業振興協議会」「DroneTimes(ドローンタイムズ)」の3社が主催するコンテストです。(コンテストの概要はこちらからご覧下さい。)
 空撮班の生徒たちは,空撮用ドローンの操縦方法と撮影方法をマスターし,コンテスト用の素材を集めようとしましたが,先週は風が強く,なかなか撮影のタイミングがなかったようです。
 それでも,校内では部活動・中庭・グラウンドでの撮影にチャレンジし,校外では片曽根山・あぶくま洞・星の村天文台などで撮影をしてきました。週末にそれらを3分間の動画に編集して,やっと完成したとのことです。
女子チーム:Funehiki School Life 空撮班には,男子チームと女子チームの2チームあります。男子チームの作品名は「田村市の魅力」,女子チームの作品名は「Funehiki School Life」。男子チームの作品は,朝日輝く田村市の空撮映像からスタートし,あぶくま洞や星の村天文台など田村市の魅力を紹介する動画です。女子チームの作品は,授業・部活動・昼休みなどの生徒たちの様子を,ドローンならではの角度から撮影した学校紹介ビデオに仕上がっています。
 完成した動画を「youtube」に投稿しましたので,皆さんもぜひご覧ください。男子チームの作品はこちらから,女子チームの作品こちらからご覧いただけます。

空撮練習中

 さて,今日はドローン特別講座の第5回。成果発表の締切が近づいてきました。ドローンの飛行操作と空撮の練習を兼ねて,今日は早朝から生徒が校舎全体を空中から撮影していました。(生徒が試し撮りした空撮動画はこちらからご覧になれます。ぜひご覧下さい。)
 放課後の特別講座では,レース班の生徒たちは,脚立などの障害物を置いてそれを縫うように飛行させる練習を,空撮班は人文字の撮影を,地域課題班はドローン活用のアイデアを出し合っています。
 レース班はかなり細かく操縦できるようになり,初めの頃とは段違いの操縦技術です。空撮班も操縦とカメラワークを同時に行うレベルにまで上達しました。最終作品が楽しみです。地域課題班は,ドローンの活用アイディアをたくさん出し合っていました。ぜひアイディアを実現してほしいと思います。
 未知の世界に積極的にチャレンジしようとする生徒たちの意欲と行動力には目を見張るものがあります。この生徒たちのエネルギーがあれば,地域の未来には明るい光が射し込むはず,と感じた特別講座でした。

中庭でのテスト飛行 中庭でのテスト飛行 

レース班の練習 空撮用のポーズを考えています 地域課題班の議論の様子

グラウンドでの初飛行

 たむら市政だより「TAMURA」の2月号の表紙には,前回のドローン特別講座に参加して,真剣に操縦練習をする女子生徒の写真が大きく掲載されました。「たむらほっとニュース」のコーナーにも,「ドローン利活用 慶應大学と連携協力協定締結」の記事が掲載されていますので,皆さんもぜひご覧ください。
グラウンドで飛行させたドローン そして,今日はドローン特別講座の第4回。今日は慶應義塾大学の南先生の他に学生の方にも指導していただきました。また,田村森林組合・ふくしま中央森林組合などの方々もおいでになり,講座の様子を熱心に見学していました。
 今日の講座は,ドローンリレーでスタート。チーム毎にドローンを交代で飛ばして,見事かごの上に着地させることができたら3点となるゲームを行って腕試し。みんな楽しそうに頑張ってました。
 地域課題解決班は,グラウンドに出て大きなドローンを実際に飛行させてもらいました。体育館も広いとはいえ,壁も天井もない場所での飛行は,雰囲気が全く違います。かなり遠くまで,かなりの高さまで飛行させることができ,ドローンの醍醐味を体験しました。
 空撮班は,体育館内で歩いている人をドローンで追いかけながら撮影する方法を体験していました。生徒たちは小型の練習用ドローンで練習を繰り返していますが,慌ててしまうとどう操作していいのか分からなくなる場面もあり,本物のドローンを上手に操縦するのはそんなに簡単ではなさそうです。
 レーシング班は,小型ドローンを自由自在に操る練習を重ねました。前回よりはるかに上手になっていて,かなり思い通りに飛行させることができているようでした。やはり若い力恐るべしです。家に帰ってからも,毎日練習している成果だと思います。途中で,大きなドローンの自動追尾機能を体験して写真を撮る場面もありましたが,やはりそこはレーシング班。最後はまた小型ドローンで操作技術の向上に取り組んでいました。
 講座の最後には,南先生から県外の高校生たちの取り組みや今後のアイディアなどをお話ししていただき,今日の講座は終了しました。
 南先生から与えられた宿題を完成させるためには,もっと操縦に慣れる必要がありそうです。次回の講座は2月23日(木)。期限までに宿題を完成させるべく頑張ってください。

  

  

早く上手になりたい

Phantomを操縦しています 今日は,ドローン特別講座の3回目。今回も慶應義塾大学の先生を初めとする講師の方々や田村市長様を初めとする田村市関係の皆様方が,多数見学に訪れてくださいました。
 今日は,始めにオーバル(楕円形に飛行させる)の練習をした後,前回同様,小さなかごの中にドローンを入れた回数をチーム毎に競い合うゲームをしながら,腕慣らし。制限時間は8分間で,多い班は5回も入れることできました。前回からまたかなり上達しているようです。
 その後は,「空撮班」「レーシング班」「地域課題解決班」の3班に分かれてこれからの課題の説明を受けました。
 「空撮班」に課された課題は,2月26日までに動画を作成してYoutubeにアップすること。もちろんドローンの特性を生かして,魅力ある動画を制作することが最大の課題です。今日は,撮影の仕方ではなく,動画を制作する過程を詳しく学びました。
 「レーシング班」は,練習用のレーシングドローンを操作させていただきました。ホバリングは自動的にやってくれるようですが,動きが素早く自由自在に操れるようになるのは大変そう・・・と思って見ていると,かなり自在に操っています。若い力恐るべしです。
 「地域課題解決班」は,Phantomというドローンを実際に操縦させていただき,一人ずつ上昇と着地を体験しました。ある一定の高さまで上昇させると,その場でホバリングし殆ど動きません。すごい性能です。これからは自動飛行の方法を教えていただけるとのことです。生徒たちは,「回覧板の配達」「電線の点検」などいろんな課題を考えているようですので,これからが楽しみです。
 ということで,今日は15:45~17:30までの約2時間の特別講座でしたが,あっという間に時間が過ぎました。「早く上手になりたいので,トイドローンで毎日練習してます」「操縦は難しいけれど,楽しくワクワクします」とは生徒たちの言葉。「ドローン」という機械をとおして,何かを達成したいという生徒たちの目は,本当に輝いていました。
 次回の特別講座は2月8日です。

空撮班の説明 レーシングドローン 地域課題解決班のPhantom組み立て

空撮班の説明 レーシング班の練習 ホバリングしているPhantom