日誌

2017年8月の記事一覧

ONE+NATION MUSIC CIRCUS に向けて

土方さんの指導を受ける女子生徒 先週の木曜日(始業式の日)の放課後に,ドローン特別講座(第3回)を実施しました。
 いつものようにお忙しい中,慶應大学の南先生に指導していただきました。また,今回も「株式会社糺の森」の土方さんに指導に加わっていただきました(土方さんは,4月に萬福寺の桜の空撮指導をしていただいき,前回の特別講座でもお世話になりました)。
 第2期の当面の目標は,9月9日(土)に田村市陸上競技場で開催される野外フェス「ONE+NATION MUSIC CIRCUS」の様子をドローンで空撮することです。
 そのためには,10時間の飛行訓練を行い申請し許可を得る必要があります。この目標をクリアするために,生徒たちは夏休み中にもトイドローンやPhantomで練習を重ね,腕前もかなり上達してきています。
 今回は4~5人で一つのグループを作り,実際に空撮をするための基礎練習を行いました。しかし,いくら上手に飛行させることができても,一番大切なのは安全確保です。操縦者以外にも,操縦者に安全状況や飛行経路などを伝達する担当者や目視で飛行区域を絶えず監視する担当者も必要です。今回はこの安全確保の方法を確認しながら,グラウンドで練習している部活動の撮影練習をしました。
 最初は,連携がうまくいかなかったようですが,互いに役割を交代しながら練習していくうちに,次第に連携が取れるようになりました。全員が操縦体験するまで約2時間,じっくり練習することができました。特に女子グループは,土方さんに「サークル」(ある点を中心とし,その中心に常にカメラを向けながらドローンを円形に飛行させる操縦方法)を教えてもらい,一段と上達したようでした。
 ハードルの高い目標を設定し,それをクリアしようとする生徒たちの様子は大したものです。私も9月9日には陸上競技場に行き,野外フェスとドローン班の様子を見てきたいと思います。
 なお,本校の特別講座の様子は「DroneTimes」にも掲載されていますので,ぜひご覧ください。

全体指導の様子 いよいよ野外練習!! 空高く飛行させています

女子生徒たちもとても熱心です 人が歩く姿を撮影する練習 サングラスが似合ってます

ドローンは○○

上手に操縦する1年生 今日は,ドローン特別講座の第2回目を行いました。
 2回目とはいっても前回が開講式だったので,実際に機体を操作するのは今回が初めてになります。そして,今回の講師も昨年度と同じ慶應大学の南先生です。
 まず初めに「ドローンは○○」というタイトルで,南先生からお話をしていただきました。「○○」には「楽しい」「役に立つ」「最先端」などいろんな言葉を入れることができますが,空中を飛ばすので「落ちる」も入ります。南先生は,ドローンは「落ちる」ので,「安全第一」に飛行させなければならないことを全員に伝えたかったのだと思います。ということで,安全に練習して安全に飛行させるための注意点と,ドローンを使った素晴らしい映像資料を紹介していただきました。
 そして,いよいよ練習の始まりです。昨年度は南先生一人で30人ほどの生徒を指導していただきましたが,今年は昨年度の経験者(先輩)が必ず一人は入るように班編成をしました。先輩の教え方も上手だったのでしょう,今日の講座はとてもスムーズに進みました。
 最初は遠慮がちだった1年生たちも,出された課題に積極的にチャレンジようになり,講座が終わると「難しかったけど楽しかった」「ずっと集中して疲れたけど楽しかった」と話していました。先生から「次の鵬翼祭の様子をドローンで空撮することもできるんだよ」と聞くとさらに目を輝かせ,ドローンの魅力が少しずつわかってきたようです。
 次の特別講座は8月7日(月)です。それまでに積極的に練習を積んで,出された課題をクリアしておきましょう。

今回の講座で使用するドローン 南先生のお話 南先生のお話を聞く受講生

船引高校のドローン女子 練習に熱中する1年生