日誌

2023年1月の記事一覧

鳥獣被害を知り地域を考える

こんにちは。ドローン科学探究部です。

 

1月のドローン特別講座についてご報告します。

今回のテーマは鳥獣被害対策でした。

 

まず、NPO 法人くらスタ理事長 佐原様より、
地域の目線から「猪」についてお話しいただきました。

 

猪の生態、狩猟のハードルの高さ、猪肉の利用価値などから、
「売れない(食えない)、追えない(担い手不足)、止まらない(繁殖力)」
という現状があり、個体数がどんどん増えているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このままでは農地が荒らされ収穫が出来なくなってしまう…大きな課題です。

 

この猪に対して、現在どんな手段があるのでしょうか。
AI 解析・検出を用いた生体調査、ICTを駆使した熊本県のハンターの紹介がありました。

 

写真は鹿のリアルタイム映像です。
温度が残るので、動物がいた形跡も掴むことができますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猪の捕獲状況・出現場所から罠の位置を考えるシステムなど、
これまで人の経験ありきだった所も、最新技術で補えるようになってきているようです。


最後に、皆で鳥獣被害対策にドローンを使ってできることを考えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年度最後の講座でしたが、はじめの頃より臆さずにアイディアを出せるようになったと思います。慶應義塾大学の先生をはじめ、多くの先生方から講義をいただき、大変感謝しております。


1年を通して、ドローンの様々な可能性や課題解決の思考を学びました。
これからも「どうやったらできるか」考え、皆で知恵を絞って、色々なことに挑戦していきましょう。

 

田村市役所3Dモデルの寄贈

こんにちは。ドローン科学探究部です。

 

1月6日(金)に田村市役所へ3Dモデルを寄贈しました。

 

ドローンの自動航行で撮影した写真(200枚くらい)を元に3Dデータを作成、3Dプリンターで出力をしたものになります。

文化祭で展示したものより、丁寧に着色して頑張りました。

 

着色前

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着色後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慶應義塾大学の先生方と一緒に、田村市長へ成果報告をしました。ドローンの様々な利活用や課題解決の方策を考えること等、生徒たちにとって新たな学びや発見が得られたと思います。

(3Dプリンターを使って試行錯誤したことを熱弁している人もいました。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のモデルが建物のデジタルアーカイブにもなり、3年生にとっては最後の成果として形に残すことができました。

田村市役所、慶應義塾大学の先生方にはこのような機会をいただき感謝しております。ありがとうございました!