日誌

船引高校でしかできないドローン特別講座

 先週土曜日(6月10日(土))のPTA前期奉仕作業の後,田村市役所の多目的ホールで「ドローン特別講座成果発表会&平成29年度ドローン特別講座開講式」が行われました。
 今年3月に校内でも成果発表を行いましたが,今回は田村市民の方々や企業の皆様に対する成果発表です。田村市長様のご挨拶,慶應義塾大学の古谷先生とドローン女子代表の佐々木様の講演の後,昨年度の特別講座を受講した生徒たちが成果発表を行いました。
ゴーグル越しに自分が見たい方向を見ることができるカメラを搭載したドローン まずはじめに,空撮班が「田村市の魅力」と「Funehiki School Life」を上映しました。これらは「Drone Movie Contest 2017」に応募した作品です。進行役の慶應義塾大学の南先生から「一番好きな場面は?」「音楽のこだわりは?」などの質問があり,古谷先生と佐々木様から「初心を忘れず次にチャレンジしてください」と励ましの講評をいただきました。
 次に,地域課題解決班が「サーモドローンの利用」「水質調査・生態系調査への応用」についてプレゼンテーションを行いました。一般市民の方々や企業の皆さんの前で発表するという,滅多に経験することができない場だっただけに,生徒たちはとても緊張した様子でした。しかし,こういう機会を得られたことは,生徒たちの大きな自信につながったことでしょう。
 成果発表の最後に,生徒たちが撮影した「萬福寺のしだれ桜」と,撮影技術を指導して頂いた糺(ただす)の森様が撮影した田村市内の桜の映像が紹介されました。こういう映像を編集するには,短い動画を組み合わせるのがコツだとのこと。生徒たちにはぜひ生かしてほしいテクニックです。

展示されたドローンを見学しています 「田村市の魅力」の発表 「Funehiki School Life」の発表

船引高校のドローン女子たち 「サーモドローン」のプレゼン 「水質調査・生態系調査への応用」のプレゼン

 最後に,今年度の特別講座開講式を行いました。南先生から,昨年度と同様「空撮班」「地域課題解決班」「レース班」の3つの班で活動することが示され,それぞれの班に具体的な課題も提示されました。「空撮班」は,田村市で開催されるイベントの撮影とCM大賞への応募,「地域課題解決班」は,地域の方からいただく課題への対応,「レース班」は,佐野日大高校との練習試合の実施だそうです。昨年度よりもハードルが一段高くなりましたが,生徒たちの成長ぶりに期待を込めた課題だと思います。
 この課題を聞いて,昨年度の経験者たちの心にも火が付いたようです。船引高校でしかできないドローン特別講座。今年もいよいよスタートします。