日誌

TAMULOVE PROJECT日誌

地域の方々への恩返し

完成したかわいい「犬」 今日は,3年生の総合的な学習の時間「キャリアップスタディ」の講座の1つとして取り組んできた「つるし雛づくり」「お人形様づくり」の最終回,今年度の「TAMULOVE PROJECT 2017」の最終回でもありました。この2つの講座を選択した生徒たちは,地域の方々への恩返しという意味を込めて,熱心に作業に取り組んできました。
 「つるし雛づくり」では今年の干支にちなんで全員で「犬」をつくりました。細かい作業が多く,総合的な学習の時間1時間では時間が細切れになり,完成するまでには時間がかかるようです。それでも指導していただいているUDCTの皆様は根気強く教えてくださり何とかつるし雛の形になりました。
 この可愛らしい犬たちで作った「つるし雛」を,2月24日~3月10日にUDCT(栄町の郡山信用金庫向かいにあります)で展示してくださるそうです。作成した生徒の皆さんたちはもちろん,友達やご家族の方々もぜひご覧ください。
完成した「お人形様」 「お人形様づくり」はミニチュアとはいえ,立派なお人形様が完成しました。前回までに土台・手・剣などをつくりましたが,これもそんなに簡単なものではありませんでした。予定していた時間では厳しかったようで,今日に向けて吉田先生と宗像先生には少し手伝っていただきました。
 今日は,杉の葉を髪の毛に見立てて頭に付け,顔をつくり,剣を着色する作業を行い,何とか完成にこぎつけました。最後は全員で記念写真撮影。完成した「お人形様」は,正面玄関前に飾ってありますので,来校した際にはぜひご覧ください。
 このような取り組みができるのは,船引高校の生徒たちを大切に思って下さる地域の方々の温かい気持ちがあるからこそです。お忙しい中ご協力いただきました「町の先生」「復興応援隊」など関係の皆様に心より御礼申し上げます。
 来年度はさらにブラッシュアップした「TAMULOVE PROJECT」ができるよう,検討してまいりますので,よろしくお願いいたします。

  

  

町の先生大行流会

NPO法人くらスタ代表 佐原様のお話 11月30日(木),田村市復興応援隊が企画した「町の先生大交流会」に参加しました。この時の様子が,12月4日(月)の福島民友新聞に掲載され,ご覧になった方々も多いと思います。
 この交流会は,「TAMULOVE PROJECT」でお世話になった方々が,それぞれがどんなお話や講座を行ったかを知り,これからどんな可能性があるのかを気軽に話し合う内容で,常葉の文化の館に約20名の方々が集まりました。
 開会のことばの後,私から皆さんに昨年度からの御礼を申し上げ,このプロジェクトのねらい・経過・成果などをお話ししました。そして,応援隊が作成して下さった動画を見て互いの講座内容を知り,生徒の感想を通して反応や変化に触れ,これからの可能性も紹介していただきました。動画も分かりやすく生徒たちの感想も簡潔にまとめていただき,ありがとうございました。
 このプロジェクトで,生徒たちには新たな出会いや新たな発見がありました。生徒たちの活動の様子や感想から,地域理解と地域への愛着は確実に芽生えたと思います。
出席者の皆様 出席者の一人が「校長先生,気を悪くしないで下さい。船高に行くまでは昔のイメージがあり,何を話せばいいのか自分の話を聞いてくれるのか本当に心配でした。でも生徒の挨拶や礼儀は素晴らしく話も熱心に聞いてくれ,イメージは全く変わりました」という話をして下さいました。やはり,実際に生徒たちに接することで,理解を深めていただけるんだと強く思いました。
 それにしても,集まった皆さんにはパワーがあります。県外からおいでになり田村市に住んでいる方も何人か参加していて,皆さん非常に意欲的です。この交流会のおかげで,地域で頑張っている方々の横の繋がりができ,その輪の中で船引高校を盛り上げていただける,こんなに嬉しいことはありません。
 地域の方々が地域を何とかしなければと思い,若者に期待をし,そのための人材育成には協力を惜しみませんよ,と熱いエールをいただけた時間でした。応援隊の皆様ありがとうございました。

田村の歴史

 11月24日(金)は,1年生が「復興応援隊との合同企画」,2年生が「体験発表会」,3年生が「キャリアアップスタディ」と内容が盛りだくさんでした。2年生の「体験発表会」は,すでにお知らせしましたので,今日は1年生と3年生の様子を紹介します。
 1年生の「復興応援隊との合同企画」は,船引町出身の歴史愛好家「三輪忠仁先生」においでいただき,田村市の歴史について教えていただきました。
 復興応援隊のペーパーによると,三輪さんは「独特なセンスを持つ歴史マニア。田村市に伝わる歴史や伝説をブラタモリ的な視点で説明」と紹介されています。私は途中から参加し,それまでの話を聞き逃してしまいましたが,坂上田村麻呂軍がこの地に進軍し,この地を治めていた「悪路丸軍」「大多鬼丸軍」を破ったとのこと。そういえば,滝根の仙台平には「大多鬼丸首塚」があります。朝廷に逆らった人たちには「鬼」がつけられてしまうそうですが,大多鬼丸は人々からは愛されていたんだそうです。それが首塚として今でも残されているんでしょうね。
 3年生が作っている「お人形様」の本物は,三春町からいわき市に通じる「磐城街道」沿いにあり,坂上田村麻呂が進軍した方向です。もしかすると当時の人々にとっては,「悪疫=坂上田村麻呂軍」だったかも・・・と考えてしまいます(あくまで私見です)。
 最後に先生は「歴史は人の生き方を知ること」「悪いと言われる方の経緯や背景を知ってほしい」「決して鵜呑みにしないことが大切」と話されました。お忙しい中,貴重なお話を聞かせていただき,ありがとうございました。

  

 3年生のキャリアアップスタディ中の講座「お人形様作り」「吊し雛作り」も佳境に入って来ました。
 お人形様の「手」「髪の毛・髭」「槍」などがだんだんできあがって来ました。土台になる骨組みもできあがりつつあります。どんな具合にできあがるのが楽しみです。まだ飾る場所を決めていないとのことなので,ぜひ正面玄関前に飾って来校する方々に見ていただきたいと思います(「お人形様」について知りたい方は,こちらからご覧下さい)。

お人形様の手のひら お人形様の土台 お人形様の髪と髭

 吊し雛作り班は全員で犬を作っていて,外側はだいたい完成し,中に綿を入れる段階になりました。もうすぐ完成するようです。毎年冬に開催されている「栄町つるし雛まつり」の中に飾っていただけるとのこと。楽しみですね(昨年の「栄町つるし雛まつり」はこちらからご覧下さい)。

完成品 女子は楽しそうです 男子生徒も上手です

 ということで,本校では1年生から3年生まで全学年が「地域を知る」活動を行っています。これらの活動から学んだことを生かし,郷土を愛し地域を盛り上げ地域社会をリードしていって下さい。

学年1クラス(2学年 体験発表会)

2年生全員で町の先生たちに感謝!! 今日の5,6校時に,2学年は体験発表会を行いました。
 発表会の内容は,2学年の生徒たちがチャレンジしてきた「アクティブリーダープロジェクト(山形県立左沢高校との交流会)」「デュアル実習」「ドローン研究発表」「TAMULOVE PROJECT 2017の体験学習」「ソロプチミスト作文応募」の発表です。
 アクティブリーダープロジェクトでは,交流会で発表した「人」「農業・漁業」「店」について,それぞれの代表者が交流会と同じようにスライドを使って発表し,交流会の感想も話してくれました。
 デュアル実習については,コースの生徒たち全員が一人ずつ,前期実習で学んだことや大切だと思ったこと,これから頑張りたいことなどを発表しました。2月に行われるデュアル実習成果発表会に繋がる発表でした。

アクティブリーダーの発表 デュアル実習の発表 デュアル実習の発表

 ドローン研究発表では,特別講座に参加している生徒たちが,今までの研究や活動をスライドや空撮映像などで紹介してくれました。
 TAMULOVE PROJECT 2017の体験学習発表では,先日体験した6講座(郷土料理・つるし雛・スコップ三味線・ヒマワリ染め・消防団活動・農業体験)の内容を紹介してくれました。「先生方が元気があり負けられないと思った」「こういう機会を通して町の方々と交流ができとてもよかった」などの感想も述べ,どの班もお世話になった「町の先生」方に感謝の気持ちを話していました。
 ソロプチミスト作文の発表は3名。将来の自分の目標を書いた作文です。3人とも具体的な目標を持ち,その目標を持つようになった理由なども述べ,素晴らしい内容の作文でした。

ドローンの研究発表 TAMULOVE PROJECT 2017 ソロプチミスト作文発表

 発表者数は延べ50人以上,内容も盛りだくさんでした。しかし,今日の発表会は今まで見えなかった仲間の頑張りを知ることができた貴重な時間だったと思います。互いの頑張りを認め合い,2学年が目標としている「学年1クラス」をぜひ実現して下さい。
 また,多くの方々の御協力でこれほど多くの体験をさせていただいていることに,心より感謝申し上げます。

田村市の未来は船引高校生の手で!!

真剣に話を聞く1年生 11月17日(金)は,1年生の総合的な学習の時間に,「田村市復興応援隊との合同企画」を行いました。来校していただいたのは,復興応援隊隊長の藤本さんと隊員の山城さん。いつも本当にありがとうございます。
 1年生が復興応援隊の方々と直接お会いするのは今回が初めてです。ということで今回の内容は「復興応援隊の活動紹介」。藤本さんと山城さんの楽しい他己紹介と,緊張を和らげるために,フランス語の「アン(1),ドュ(2),トロワ(3)」の掛け声とともに,ギネス記録にチャレンジすべく,全員での3回ジャンプからスタートしました。
 田村市復興応援隊は,震災後の2013年7月から活動を開始しました。隊員の皆さんに求められた要望は,当初は避難者の話し相手や作業補助の相談応じることなどでした。その後,身の回りや困り事の相談に応じたり,地域行事の人手不足の相談に応じるようになり,今では地域活性化の取り組み相談へとその活動内容は変化しています。
 このような活動を行っている応援隊の方々に,本校では「TAMULOVE PROJECT」や「アクティブリーダープロジェクト」などに地域で活躍されている方々を紹介していただき,お膳立てまでしていただいています。
 しかし,復興応援隊の活動に対する総務省からの支援は平成32年までで,その後は地域の人たちが自力で頑張らなければなりません。そのためには,船引高校生のような若い力に,この活動を引き継いでほしい,というお話でした。
 まさに田村市の未来は船引高校生に託されているのです。2年生や3年生がお世話になった「TAMULOVE PROJECT」,来年は1年生がそういう自覚をもって意欲的に取り組んでください。「地域の未来はそこに住んでいる人が創る」のです。

みんなでジャンプ!! 復興応援隊の組織の説明 復興応援隊の活動の変遷

具体的な活動紹介 真剣に話を聞く1年生 田村市のこれからの課題 

キャリアアップスタディ

「つるし雛」の作成中 本校では毎年この時期から,3年生の総合的な学習の時間に「キャリアアップスタディ」を位置づけて実施しています。
 「キャリアアップスタディ」は卒業後の生活を蔦かなものにするための講座で,今年度の内容は「進学に向けて」「お人形様づくりと百人一首」「つるし雛づくり」「読書」「ゴルフ」の全5講座。私が出張から戻ってくると,グラウンドではゴルフ講座の準備中。担当の先生が「腕前を見せてやる」と思っていたかどうかは分かりませんが,青空のもと生徒たちも「初めての経験で楽しみ」という雰囲気で活動していました(残念ながら写真を取り損ねました)。

 「つるし雛づくり」と「お人形様づくり」は,「TAMULOVE PROJECT 2017」の一環で,今回も田村市復興応援隊のお世話になり,「キャリアアップスタディ」に組み入れていただきました。
 「つるし雛づくり」講座(つるし雛とは)の指導者は,田村市産業部観光交流課の方々です。部屋に入るなり担当の先生に「校長先生,この男子生徒上手なんですよ」「みんな休み時間も取らずに黙々と作業してるんです」と言われて見てみると,みんな本当に真剣で上手なんです。今日は全員「子犬」を作り,ちょうど「耳」の部分を縫っているところでした。生徒たちが作成した「つるし雛」は田村市内に飾ってくださるとのこと。楽しみです。

針仕事に熱中する男子生徒 完成予定の子犬 小さくて大変です

 「お人形様づくり」講座(お人形様とは)は,お人形様保存会の吉田渉さんが指導者です。今日は,お人形様の解説と自らの人生経験を,面白おかしく語ってくださった1時間でした。吉田さんは70歳の大工さん。いったん話し始めると止まりません。パワフルです。この吉田さんに指導していただき,お人形様のミニチュアを2体作ります。生徒たちには「お人形様デザインコンテスト」の用紙が配付され,「私は田村市の○○を守る!!」というメッセージをつけてデザインを考案。この中から2作品を選んで,お人形様の顔にするとのこと。こちらも完成が楽しみです。
 ということで,「TAMULOVE PROJECT 2017」の活動を通して,地域の魅力を再発見し,地域愛を育み,地域の後継者・リーダーに成長してほしいと願っています。

吉田渉さんのパワフルなお話 生徒たちのデザイン お人形様の手のひらかな?

活気溢れる地域をみんなの力で

 今日は「TAMULOVE PROJECT 2017」の最終回。今日は午後2時間で行ったので,前回よりも内容が豊富で,楽しい体験学習になったようです。
 農業体験班は,先週に引き続きピーマンの収穫作業を体験しました。収穫の仕方は要領が分かっているので,手際よくどんどん進みます。今日はさらに出荷準備もお手伝い。実についた茎の部分をはさみで切り取り,傷の有無を確認して,大きさ毎に分類します。それらをさらに袋詰め。袋への入れ方も教えてもらい「お店に売っているのと同じだ」との声も聞かれました。帰りにはみんなピーマンをたくさんいただきました。

 郷土料理班は「しんこ大福」づくり。調理室に行くのがチョット遅くなり,大福はすでに完成していました。男子に何が難しかったの?と聞くと「あんこをちょうどいい大きさに丸めるのが難しかった」と言ってました。指導して頂いた方からは「みんなすごく上手ですよ」とお褒めの言葉。私も職員室においてあった大福を1ついただきました。甘さ控え目で美味しかったです。

 つるし雛作成班は今日が完成日。みんなとても上手に作っていました。1時間もすると早い生徒はすでに完成しています。わかりにくいところ,うまくいかないところは丁寧に教えていただき,かわいいつるし雛を最後は男子も全員完成しました。「男子も一生懸命で上手ですよ」とこちらもお褒めの言葉。みんなが作ったつるし雛をまとめて飾ったら,すごくステキだと思いました。

 スコップ三味線班は,若者の曲 One o'Clockの「マイティロングフォール」に挑戦。流れる曲に合わせてスコップを栓抜きで叩いてリズムをとる,エア三味線という感じでしょうか。ノリにノってソロパートを担当する生徒もいます。「さすが若い人は覚えるのが早いよね」と覚えの早さと度胸の良さを褒めていただきました。ぜひ大勢の前で演奏を披露してほしいですね。恥ずかしがらずにやれば,ウケること間違いありません。

 消防団活動班は,先週に続いて団体行動訓練を行い,今日はさらに災害時に役立つコップとスリッパの作り方を教えていただきました。非常時用ですからコップもスリッパも新聞紙で作りました。常葉の女性消防団の方々は消防車の車両点検を行ったり,冬にはお年寄りの見守り活動も行っているんだそうです。互いに助け合う心,これが地方の力ですよね。

 ヒマワリで制作班は,ヒマワリ染め体験。ヒマワリの種を煮出して作った染料に布を入れて染め上げます。布を縛った所には白い模様ができるので,みんな思い思いの模様を工夫していました。最後に,佐久間さんが育てたパッションフルーツのゼリーをいただきました。路地で育てているパッションフルーツとしては北限だとのこと。爽やかな甘みがとても美味しかったです。生徒たちには「行動しないと何も始まらない。無茶をしてはいけないけど行動することが大切」という話をいただいて終了しました。

 今年の「TAMULOVE PROJECT 2017」は,本当にたくさんの方々にお世話になりました。それぞれの地域や地区で活躍している方々のパワーを感じました。そして,若い人達にたくさん教えてあげたいし,若い人達を大切にしたいという気持ちも感じました。生徒たちも皆さんの思いを感じたはずです。
 若者の力で田村市を盛り上げ,活気溢れる地域をみんなの力で創りあげてください。
 お世話になった講師の方々,田村市復興応援隊の方々,本当にありがとうございました。改めて感謝申し上げます。

町の先生

目標のつるし雛 今回と次回は「TAMULOVE PROJECT 2017」の最後の学習で,体験活動を通して田村市の魅力に触れることがねらいです。体験活動は「郷土料理教室」「つるし雛作成」「スコップ三味線教室」「ヒマワリで制作」「消防団活動」「農業体験」の6コース。今回は45分という短時間だったため,御協力いただいた町の先生方には大変忙しい思いをさせてしまいましたが,とても充実した体験学習になったと思います。
 「郷土料理教室」は,都路町の愛都路の会のお世話になり,じゅうねんぼた餅・インゲンのじゅうねん和え・あんこ餅作りです。事前にご飯を炊き,じゅうねんを磨りつぶし和えるだけにして来て下さいました。私も1個じゅうねんぼた餅をいただきました。じゅうねんの味が濃く甘さ控え目でとても美味しかったです。

  

 「つるし雛作成」は,常葉町の「ときわ木の会」の皆様にお世話になりました。このコースも一から始めると時間がかかるため,いくつかのパーツを途中まで作ってきて下さいました。目標はピンクの桃。裁縫に慣れている女子生徒は,この短時間に綿を詰めれば完成という所までできたようです。男子生徒も慣れない手つきで楽しそうでした。

  
 
 「スコップ三味線教室」は,船引町の「コスモス会」の皆様に教えていただきました。「スコップ三味線」は音楽に合わせてスコップを栓抜きのような金属で叩いて演奏します。コスモス会の皆さんは黄色の法被を身にまとい気合い十分。「みんな覚えが早いね」と褒められました。次回はどんな曲を演奏するのでしょう?

  

 「ヒマワリで制作」は,大越町の「牧野ひまわりの会」佐久間辰一さんの指導で,ひまわりの茎で杖作りを行いました。「牧野ひまわりの会」は,畑に3万本のひまわりを植え,ここで結婚式を挙げる人もいるほどです。佐久間さんのお話は多方面に渡り,特にひまわりの種の並び方は二重らせん構造になっていて,右巻きと左巻きの比が黄金比に近い値になっていることも教えていただきました。

  

 「消防団活動」は,常葉町の女性消防団の指導で「女性消防団活動体験」。私も「女性消防団」なるもの初めて知りました。生徒たちは敬礼の仕方を教えていただき,機敏に団体行動をしていました。団長の三浦さんのインタビュー記事もぜひご覧下さい。

  

 「農業体験」は,船引町の佐久間耕栄さんの畑で,ピーマンの収穫体験をさせていただきました。私は畑に行くことができませんでしたが,担当の先生が写真を撮って来てくれたのでご覧下さい。なお,田村市復興応援隊のページにその動画が載っていますのでこちらもぜひご覧下さい。

  

 来週がこの体験学習のクライマックスです。それぞれの体験の楽しさばかりではなく,指導していただいている町の先生方が,なぜこんなに一生懸命取り組んでいるのか,なぜみんなに一生懸命教えて下さるのか,その思いをぜひ聞いて下さいね。

私が田村市長だったら

全員で記念撮影 さて,今回の「TAMULOVE PROJECT 2017」は,移地区の若者集団「Uniy」の皆さん10名においでいただき,2年生全員を対象に体育館でワークショップを行っていただきました。(Uniyは,Utsushi New Inovation Youthの頭文字をとったもので,船引町の移地区の新たな地域・魅力づくりに取り組んでいる団体です)

 今日のワークショップのテーマはズバリ「地域おこし」。田村市の良いところを再発見し,田村市の「いいね!」を増やすにはどうしたらいいか,を考えるのが目的です。2年生全体を9班に分け,「『○○○』プロジェクト ~私が田村市長だったら~」を各班毎に考えて発表することになりました。各班のファシリテーターにUniyのメンバーと復興応援隊の方々に入っていただき,さっそくブレインストーミング開始。

体育館全部を使ったブレインストーミング アイディアをたくさん出し合っています アイディアを1つのプロジェクトにまとめました

 「ここがいい」と思うことをどんどん付箋に書き出し,模造紙に貼っていきます。たくさん出したアイディアをまとめて作ったプロジェクトを発表している場面がこちらです(写真の上にマウスを乗せると,プロジェクト名が表示されます)。「最初に発表してくれる班は?」と問いかけるとすぐに3つの班が手を挙げました。これもスゴイことです。

片曽根山全体をツリーにする「カタツリー プロジェクト」 お年寄りの方々の元気をいただく「じぃばぁプロジェクト」 デートコースが選べる「恋の鐘を鳴らそうプロジェクト」

お人形様をまわるマラソン大会「ONPプロジェクト」 片曽根山全体をアスレチックコースにする「アスレチック プロジェクト」 地元飲食店を有名にする「栁明を有名にしようプロジェクト」

片曽根山で満天の星を見上げる「片曽根山で天体観測プロジェクト」 各地区にある山に登ると景品がもらえる「そうだ! 山へいこうプロジェクト」 日本で一番元気な市になってみんなに元気を分け与える「とうろう流し元気プロジェクト」

 最後にUniyさんを囲んで記念撮影。Uniyさんは,今日のために打合せを何度も行って下さったそうです。その甲斐あってとても充実したワークショップになりました。生徒たちが提案したプロジェクトは,田村市長さんに届けて下さるとのこと。生徒たちのアイデアが生かされれば嬉しいですね。Uniyさん・復興応援隊の方々,今日は本当にありがとうございました。

あなたは,何を引き継ぎますか?

 今回の「TAMULOVE PROJECT 2017」は,「田村の人を知る」の第4弾。今日お話をお聞きしたのは,滝根町で農産物の加工を行っている福福堂の稲福さんです。稲福さんは,「滝根町で田植えをしてみませんか?」という広告に偶然出会い,東京から田植え体験にやってきたのが移住のきっかけだったそうです。
 「何もないところによく来たね」と言われるそうですが,「素晴らしい自然・美味しい空気や水・美味しい食べ物など,都会にないものがいっぱいあります」「買い物をする場所がないと言いますが,今は買い物もネットでできる時代です」「私たちの世代で引き継がなければならないのは,自然豊かな田舎の風景と農業だと思います」「福島だからこそ,できること,やるべきことが見つかります」「皆さんには,たくさんの可能性があります」と熱く語ってくださいました。
 稲福さんからは,「地域の魅力を伝えたい,という熱い思いをもっていれば,それを実現するきっかけは至るところにある。諦めずにチャレンジしよう」というメッセージをいただきました。
 6次化商品開発に取り組み,ジャムや黒米の甘酒を販売している稲福さん。もうすぐ甘酒プリンもお目見えするようです。熱い思いが一杯詰まった美味しいプリンを私もいただきたいと思います。

熱く思いを語る稲福さん これは何の葉でしょう?(ミツバです) 終了後の写真撮影

生きていることに感謝する

畜産業を営む佐久間さん 今回の「TAMULOVE PROJECT 2017」は,田村市で頑張っている方々の話をお聞きする第3弾。今日は常葉町で畜産業を営んでいる佐久間様のお話をお聞きすることができました。タイトルは「畜産農家が考える命の大切さ」。畜産業の内容を説明していただくとともに,どんな思いで仕事に取り組んでいるのかをお聞きすることができました。佐久間様は,命をいただくことで生きている私たちができることは,食べ物となった動物や植物に「感謝すること」だと話されました。生徒の質問には「結果的には動物の命を奪っていますが,牛は自分の家族や畜産農家を守ってくれています。紙にも裏と表があるように,生の裏には死があります。だからこそ,生きていることに感謝の気持ちが持てると思います」と涙を浮かべながらこ話されました。この思いは生徒たちの心にしっかりと届いたと思います。本当にありがとうございました。

  

地域の未来は君たちが創る

 2年生の総合的な学習の時間は,「TAMULOVE PROJECT 2017」の3回目。先週の星の村天文台台長の大野先生のお話に続き,常葉町の石川屋代表の石井さんにおいでいただきお話を伺いました。石川屋は絵本を600~700冊ほど置いてある本屋さんで,化粧品なども扱っているんだそうです。石井さんは地元商工会青年部など様々な会を通して,地域のために幅広く活躍しています。
 今日は,生徒たちに1枚の絵を見せて,思い思いの「ひと言」を書いてもらいました。これは,「田村市には何もない」という生徒たちに「君たちがこれから創っていくんだよ」というメッセージだったんです。「地域の未来は君たちが創る」と言っている私の思いにぴったりの,熱い深いメッセージでした。

  

TAMULOVE PROJECT 2017 始動


 さて,今年も「TAMULOVE PROJECT」が始まりました。昨年度の取組で生徒たちの熱意と行動力の素晴らしさを実感し,今年は新たな工夫を凝らして「TAMULOVE PROJECT 2017」としてスタートしました。今年度は1年生と2年生を対象に,総合的な学習の授業の一部として実施します。
 とは言ってもこの授業,田村市復興応援隊の皆様の絶大なる協力と地域の方々の思いがなければ成り立ちません。関係の皆様方に,心より御礼申し上げます。
 先週の金曜日は,2年生の第1回目の授業で,タイトルは「田村市を知る」。はじめに,復興応援隊隊長の佐原様から,復興応援隊の活動紹介をしていただきました。その後,田村市に関するクイズを8問,ウルトラクイズ形式で行いました。「田村市は5つの町が合併してできた。○OR×?」。答えは×,正解は4町1村(都路村)です。最初の問題にしてはちょっと引っかけ問題でしたね。「田村市には日本一低い○○がある。山OR滝?」。答えは「滝」。春山地区にある大滝根川本流に流れる落差2m程の嘉相滝(かそうたき)だそうです。これはかなりマニアック。「1000市町村の地域ブランド力調査で,田村市は500位以内OR500位以下?」。答えは500位以下で,なんと966位なんだそうです。全員がっくり。

  

 ということで,今年度の「TAMULOVE PROJECT 2017」では,地域で活躍している「スゴイ人」を生徒たちに引き合わせてくださるとのこと。どんな展開になるか,今年も楽しみです。この地域を創っていくのは間違いなく船引高校生です。966位はともかく,みんなが「田村市に生まれ住んで良かった」と思える素晴らしい地域創りをしていきましょう。

  

TAMULOVE PROJECT ~船高 with 復興応援隊 生徒の感想

 このタイトルまたですか~? という声が聞こえて来そうですが,またお付き合いください。
 毎月発行している2学年の学年通信の今月号のタイトルは「高校生活の後半戦へ」。修学旅行・鵬翼祭・期末考査という大きな行事も終わり,高校生活も後半に入ったので,進路決定に向けて本気でスタートしようという内容です。2学年の保護者の皆様もぜひご覧になってください。
 その通信の中に,TAMULOVE PROJECT ~船高 with 復興応援隊 というタイトルで,生徒たちの感想がたくさん載っていました。この活動にトライしなければ得られなかった素直で地域を大切に思う感想です。どうぞお読みください。

鵬翼祭の発表 鵬翼祭の発表 鵬翼祭の発表

「自分たちの町を盛り上げるようなイベントがあれば積極的に参加したい」
「自分の知らない良さもあり,この活動をして良かった」
「田村市は人口が減っているので,もっとアピールして盛り上げたい」
「田村の良さを聞かれたときに詳しく伝えられるようにしたい」
「もっと地域のことを知り,田村市の歴史を知ることが大事だと思った」
「他の班がまとめていたお店に行ってみたい」
「田村の良さを多くの人に知ってもらい,行ってみたいと思わせるにはどんな風にしたらいいかとても悩んだ」
「町のいろんな人とお話ができたので,これからもコミュニケーションを取っていきたい」
「どんなに良い伝統でも,若い世代が受け継いでいかなければなくなってしまうと感じた」
「ふぁせるたむらのジェラードやピザを食べたい」
「田村市のことは結構知っているつもりだったが,よく知らないことがわかった」
「他の班のポスターと比べて,参考になることがたくさんあった」
「最初は,田村の良さなんてないと思っていたが,多くの良さや楽しさがあり,誇りを持つことができた」
「自分たちで積極的に田村の良さを調べて,理解することが何より大切だと思った」
「応援隊のように明るくて人柄のいい人になろうと思う」
「もっといろんな人に,自分の住んでいるところを知って欲しいと思った」
「その店のこだわりや苦労を知ることができた」
「未来の自分たちの暮らしに関係してくると思った」
「自分の思っていること,考えていることを表現することはとても大変だと思った」
「地元に誇りを持って生活したい」

鵬翼祭の発表 鵬翼祭の発表 鵬翼祭の発表

TAMULOVE PROJECT ~船高 with 復興応援隊 終了

グループのまとめを発表する様子 今年度の新たな取り組みである「TAMULOVE PROJECT ~船高 with 復興応援隊」は,本日をもって終了しました。
 「TAMULOVE PROJECT」は,2学年の「総合的な学習の時間」に位置づけられている「地域を知る」という領域の学習です。地域の将来を担う生徒たちが,地域の素晴らしさや課題を,自分たちの力で調べ,さらにその成果を発信する取り組みです。
 今回のテーマは,ズバリ「どうすれば田村に人がくるか?」。生徒たちはグループを編成し,「食・自然・文化」の中からグループテーマを決め,調査対象・調査方法・表現方法などを話し合い,実際にその場所に行き,話を聞いたり体験したりして調べました。その調査結果の発信が,先日の鵬翼祭でのポスターや映像の発表,そして大越鬼太鼓の披露だったわけです。

  

  

 復興応援隊の方々には,今までの豊富な経験を生かして,生徒たちのファシリテーターとなり,さらには各グループの相談役となっていただくなど,絶大なご協力をいただきました。
 ということで,この活動の最終回である今回は,今までの活動の振り返りを行いました。黒板には作成したポスターを掲示し,他の班のポスターに一人ひとりの感想を書き込んだ付箋を貼り付けます。そして,自分たちのポスターに貼られた付箋を見ながら,良かったところやもっと工夫すべきところなどをまとめ,最後に班毎に代表者が発表しました。仲間から「まとめ方がとてもすっきりしています」「○○を初めて知りました」「面白かった」などの評価をもらい,生徒たちはとても嬉しそうでした。

グループ発表の様子 グループ発表の様子 グループ発表の様子

高橋様からいただいたメッセージ さらに,この活動に興味を持ち,わざわざ東京から鵬翼祭においでいただいた高橋様には,全てのグループへ「今ある場所を新しい視点でPRするのは誰でもできることじゃなく,自由な発想を持った君たちの特殊能力だ」「新しいチャレンジをすると壁もあると思うが,チャレンジしないものには何もない」など,熱いメッセージをいただきました。生徒たちはいただいたメッセージにも感動していました。
 大変多くの方々のお世話になって成し遂げた「TAMULOVE PROJECT」,本当にありがとうございました。この活動で得た知識と経験は,生徒たちの記憶に確実に残り,地域の未来に必ず生かされると信じています。ご協力頂きました全ての方々に改めて感謝申し上げます。

みなさまのおかげで素晴らしい鵬翼祭になりました

 今回の鵬翼祭には今までにないほどのたくさんの皆さんにご来場いただき、本当にありがとうございました。船高生の頑張りと船引高校の雰囲気を感じていただけたでしょうか?
 PTAの屋台村の準備のために,保護者の方々には早朝からおいでいただきました。また,向かいの葬祭場には駐車場のお世話にもなりました。その他にも多くの方々のご協力をいただき,一般公開を盛大に開催できましたこと,心より感謝申し上げます。

 さて,今日の一般公開日の体育館では,昨日発表を行わなかったよさこい部・吹奏楽部・演劇部がステージ発表を行いました。立ち見の方々もたくさんいらっしゃるほどの盛況ぶりでした。
よさこい部 吹奏楽部 演劇部

 体育館のステージ裏に昨日の爆弾を発見しました。食堂も大繁盛。都路スイーツ「ゆい」のプリンもあっという間に売り切れたそうです。私も楽しみにしていましたが買えませんでした。残念!!
爆弾? 都路スイーツ「ゆい」 満員の食堂

 本校独自の企画で,「田村市版デュアルシステム ~船引高校の取り組み~」では,デュアル実習先の各企業様からお借りした製品や作業着と生徒たちの実習の様子をまとめたものを展示しました。TAMULOVE PROJECTでは,地域の「自然・食・文化」を調べたことを展示発表しました。テレビ放映された「大越鬼太鼓」もこのPROJECTから生まれた生徒たちの取り組みです。
デュアル実習 デュアル実習 デュアル実習

TAMULOVE PROJECT TAMULOVE PROJECT TAMULOVE PROJECT

 来年度から本校の校舎内に「たむら支援学校」が開校します。支援学校を理解していただくために,あぶくま養護学校さんの協力をいただき「あぶくま養護学校高等部紹介コーナー」を設置させていただきました。
あぶくま養護学校高等部紹介 あぶくま養護学校高等部紹介 あぶくま養護学校高等部紹介

 文化祭といえば文化部の発表。茶華道部・書道部・美術部・自然科学部の展示物の様子です。
茶華道部・書道部 茶華道部・書道部 茶華道部・書道部

美術部 美術部 

自然科学部 自然科学部 自然科学部

 最後に各クラス企画の写真です。本当に頑張りました。
  

  

  

 

 そして,最後に教員バンド「放課後ビアタイム」の熱演です。
  

 これからも船引高校をよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。

NHK「はまなかあいづ」に出演しました

リハーサルの様子 先週金曜日(11月4日)に,大越鬼太鼓を演奏する本校生徒が,夕方のNHKの番組「はまなかあいづ」に出演させていただきました。テレビでご覧いただいた方々もいらっしゃると思いますが,私も付き添いで放送会場に行ってきましたので,その時の様子をお伝えします。
 なんで校長が? と思われる方もいるかもしれませんが,この日は鵬翼祭の前日で先生方も準備に追われ誰一人余裕なし。ただ一人暇そうにしている校長が行くことになりました(放送現場を見てみたいという気持ちがなかったとは言い切れませんが・・・)。
 場所は郡山の日本大学工学部内の学生食堂のあるハットNEの3階。生徒たちは夕方5時前に会場に到着し,荷物の搬入とステージ用衣装への着替えを行いました。さすがにあの大太鼓(重さはどれぐらいあるんでしょう?)は保存会の皆さんが運んでくれました。大太鼓はあまりの大きさにエレベーターにも乗せられず,やむなく階段で3階までやっとの思いで運び上げました(もちろん転がして一段一段上げたんです)。

大太鼓の搬入 リハーサルの様子 リハーサルの様子

 生放送の現場は,放送直前の緊張感に包まれ,スタッフの皆さんが慌ただしく打ち合わせや準備をしていました。そこで大太鼓や締太鼓などの位置決めをしてリハーサル開始。今回は放送用の短い特別バージョンです。10月3日に大越のつつじが丘総合公園に練習の様子を見学に行った時とは比べものにならないぐらいの素晴らしい演奏です。保存会の方々もホット一安心の様子。
 ということで,生徒たちはさらしを巻いて法被を着,髪の毛のセットをして控室で本番待ちです。「緊張して胃が痛い」という人もいましたが,みんな結構明るく待ち時間を過ごしていたようです。
 本番10分前ぐらいに放送会場入口まで移動。大越鬼太鼓の説明や学校の様子などのビデオが流れている間にスタンバイ。画面が放送会場に切り替わって演奏開始。リハーサルと同じように素晴らしい演奏でした。

リハーサルの様子 本番前の控室にて 放送会場の入口にて

 演奏が終わって控室に戻ってきた生徒たちは,緊張が解けて本当にホッとした表情でした。テレビ出演の機会はめったにありません。こういう機会にめぐり合わせていただけたのも,生徒たちが一生懸命練習に励んでいたからだと思います。そして,本当に貴重な経験だったと思います。保存会の皆さん,本当にお世話になりました。

生徒たちの「大越鬼太鼓」

 昨日は,大越のつつじヶ丘総合公園に行ってきました。
 なぜここを訪れたかというと,本校の2年生が取り組んでいる「TAMULOVE PROJECT ~船高 with 復興応援隊」の活動の一つである「大越鬼太鼓」を,生徒たちが練習しているからです。

 練習に参加していたのは2年生11名。熱心に指導をしてくださっている中心人物が,復興応援隊でいつもお世話になっているSさんです。Sさんは「大越鬼太鼓」保存会の中心メンバーで,小さい頃から鬼太鼓に親しみ活躍しています。
 保存会の正式な名称は「大越町鬼五郎幡五郎和太鼓保存会」で,市内外の様々なイベントに参加して,勇壮な太鼓の響きとダイナミックなパフォーマンスでお客様たちを魅了しているとのこと。
 私は,大太鼓・小太鼓ぐらいしか太鼓の名称は分かりませんが,巨大な太鼓を中心に,大きな太鼓,小さな太鼓がずらりと並び,太鼓の大きな音が鳴り響く練習場内で,生徒たちはSさんの大きなかけ声で一生懸命練習していました。西洋音楽のような譜面はないようですし,ばち裁き・リズム・パフォーマンスなどを見て聞いて覚えるのは大変そうです。それでも生徒たちは指導者の方々の熱心な指導を受けながら,何度も何度も繰り返し練習して体で覚えているようでした。

 生徒たちの練習の成果は,鵬翼祭の一般公開日(11月6日(日))に,体育館ステージで披露することになっていますので,多くの皆様方にぜひご覧いただきたいと思います。
 地域の伝統芸能を受け継ぎ,次の世代に伝える方々の熱意を直に感じた時間でした。生徒も保存会の方々も頑張ってください。

 鬼五郎・幡五郎伝説はこちらからご覧ください。大越鬼太鼓の様子はこちらからご覧ください。

  

 下の写真は,つつじヶ丘総合公園からさらに奥に入った,大滝根川の源流とされる鬼五郎渓谷の入口の様子。素晴らしい青空の下に静かな田園風景が広がっていました。

この川の先が大滝根川の源流か? 周辺施設の案内板 鬼五郎渓谷の入口 ここを登ると鬼五郎渓谷へ

今日のLHR

 今週は月曜日が敬老の日でした。おじいちゃんやおばあちゃんに優しい言葉をかけたりプレゼントを贈ったりした人もいたでしょう。また,昨日は秋分の日でした。お墓参りに行って手を合わせてきた人も多かったと思います。1週間に2日休日があると何となくペースが狂いそうになりますが・・・・・。

 6校時のLHRの時間に校舎内を歩いていると,2年生は,文化祭に向けた準備を頑張っていました。
 2年生は,総合的な学習の時間に「TAMULOVE PROJECT ~船高 with 復興応援隊~」というタイトルで活動しています。タイトルにもあるように,復興応援隊の方々の協力を得ながら,「田村にもっと多くの人々に来てもらうためにどうすればいいか?」を考えるために,グループ毎にアイディアを出し合い,地域のいろんな場所に出かけて行って,見たり聞いたりしたことをまとめています。まとめたものは,11月6日(日)の公開文化祭(鵬翼祭)で展示発表する予定です。多くの皆さんに鵬翼祭においでいただき,若者のアイディアや思いをぜひご覧ください。

  

地域応援プロジェクト

 2年生は,総合的な学習の時間に,船高版地域応援プロジェクトを行いました。3月7日のブログでも紹介しましたが,田村市復興応援隊の方々の協力を得て,生徒たちが地域の魅力を発信する企画です。グループ毎にテーマを決め,グループで話し合ったりパソコン室で調べたりして,そのまとめを11月の鵬翼祭で発表する予定です。今日がその3回目。互いに協力し合って作業を進めてください。なお,「船高版地域応援プロジェクト」は私が勝手に付けた名前で,この企画名も生徒にも考えてもらいました。正式な名称は後日紹介しますので期待していてください。

  

  

船高版地域応援プロジェクトを開催しました

ワークショップの様子 先週の金曜日,2年生が模擬選挙を行っている時間と並行して,1年生は「船高版地域応援プロジェクト」を実施しました。本校では毎年2年生の総合的な学習の時間に「地域理解」を位置づけており,来年度は,田村市復興応援隊の皆様とともに,地域を理解し地域の魅力を発信する活動を行おうと考えています。
 そこで今回は復興応援隊の皆様に御協力いただき,田村市の現状や復興応援隊の活動に関する説明と地域理解のためのワークショップを行いました。
 はじめに「地域へのオモイを考えてみよう!」「地域へのオモイを表現してみよう!」という復興応援隊からの願いを伝えていただき,18のグループに分かれてワークショップが始まりました。大テーマは「何を伝えれば田村に人が来るか」。生徒たちはアイディアを付箋に書き出し,それらを食・自然・文化・その他のカテゴリーに分け,その中からどのテーマについて取り組んでいくかを話し合いました。
 どのグループも活発に話し合い,中には「おばあちゃんの漬け物」や「シソジュース」などのアイディアも出ていました。
 今回の生徒たちの活動成果を,来年度の公開文化祭で発表できるよう計画中です。新しい取り組みですので試行錯誤しながらの活動となりますが,この活動をとおして,生徒たちが地域のことをよく理解し,自ら積極的に関わろうとする姿勢が生まれることを期待しています。