日誌

町の先生

目標のつるし雛 今回と次回は「TAMULOVE PROJECT 2017」の最後の学習で,体験活動を通して田村市の魅力に触れることがねらいです。体験活動は「郷土料理教室」「つるし雛作成」「スコップ三味線教室」「ヒマワリで制作」「消防団活動」「農業体験」の6コース。今回は45分という短時間だったため,御協力いただいた町の先生方には大変忙しい思いをさせてしまいましたが,とても充実した体験学習になったと思います。
 「郷土料理教室」は,都路町の愛都路の会のお世話になり,じゅうねんぼた餅・インゲンのじゅうねん和え・あんこ餅作りです。事前にご飯を炊き,じゅうねんを磨りつぶし和えるだけにして来て下さいました。私も1個じゅうねんぼた餅をいただきました。じゅうねんの味が濃く甘さ控え目でとても美味しかったです。

  

 「つるし雛作成」は,常葉町の「ときわ木の会」の皆様にお世話になりました。このコースも一から始めると時間がかかるため,いくつかのパーツを途中まで作ってきて下さいました。目標はピンクの桃。裁縫に慣れている女子生徒は,この短時間に綿を詰めれば完成という所までできたようです。男子生徒も慣れない手つきで楽しそうでした。

  
 
 「スコップ三味線教室」は,船引町の「コスモス会」の皆様に教えていただきました。「スコップ三味線」は音楽に合わせてスコップを栓抜きのような金属で叩いて演奏します。コスモス会の皆さんは黄色の法被を身にまとい気合い十分。「みんな覚えが早いね」と褒められました。次回はどんな曲を演奏するのでしょう?

  

 「ヒマワリで制作」は,大越町の「牧野ひまわりの会」佐久間辰一さんの指導で,ひまわりの茎で杖作りを行いました。「牧野ひまわりの会」は,畑に3万本のひまわりを植え,ここで結婚式を挙げる人もいるほどです。佐久間さんのお話は多方面に渡り,特にひまわりの種の並び方は二重らせん構造になっていて,右巻きと左巻きの比が黄金比に近い値になっていることも教えていただきました。

  

 「消防団活動」は,常葉町の女性消防団の指導で「女性消防団活動体験」。私も「女性消防団」なるもの初めて知りました。生徒たちは敬礼の仕方を教えていただき,機敏に団体行動をしていました。団長の三浦さんのインタビュー記事もぜひご覧下さい。

  

 「農業体験」は,船引町の佐久間耕栄さんの畑で,ピーマンの収穫体験をさせていただきました。私は畑に行くことができませんでしたが,担当の先生が写真を撮って来てくれたのでご覧下さい。なお,田村市復興応援隊のページにその動画が載っていますのでこちらもぜひご覧下さい。

  

 来週がこの体験学習のクライマックスです。それぞれの体験の楽しさばかりではなく,指導していただいている町の先生方が,なぜこんなに一生懸命取り組んでいるのか,なぜみんなに一生懸命教えて下さるのか,その思いをぜひ聞いて下さいね。