日誌

活気溢れる地域をみんなの力で

 今日は「TAMULOVE PROJECT 2017」の最終回。今日は午後2時間で行ったので,前回よりも内容が豊富で,楽しい体験学習になったようです。
 農業体験班は,先週に引き続きピーマンの収穫作業を体験しました。収穫の仕方は要領が分かっているので,手際よくどんどん進みます。今日はさらに出荷準備もお手伝い。実についた茎の部分をはさみで切り取り,傷の有無を確認して,大きさ毎に分類します。それらをさらに袋詰め。袋への入れ方も教えてもらい「お店に売っているのと同じだ」との声も聞かれました。帰りにはみんなピーマンをたくさんいただきました。

 郷土料理班は「しんこ大福」づくり。調理室に行くのがチョット遅くなり,大福はすでに完成していました。男子に何が難しかったの?と聞くと「あんこをちょうどいい大きさに丸めるのが難しかった」と言ってました。指導して頂いた方からは「みんなすごく上手ですよ」とお褒めの言葉。私も職員室においてあった大福を1ついただきました。甘さ控え目で美味しかったです。

 つるし雛作成班は今日が完成日。みんなとても上手に作っていました。1時間もすると早い生徒はすでに完成しています。わかりにくいところ,うまくいかないところは丁寧に教えていただき,かわいいつるし雛を最後は男子も全員完成しました。「男子も一生懸命で上手ですよ」とこちらもお褒めの言葉。みんなが作ったつるし雛をまとめて飾ったら,すごくステキだと思いました。

 スコップ三味線班は,若者の曲 One o'Clockの「マイティロングフォール」に挑戦。流れる曲に合わせてスコップを栓抜きで叩いてリズムをとる,エア三味線という感じでしょうか。ノリにノってソロパートを担当する生徒もいます。「さすが若い人は覚えるのが早いよね」と覚えの早さと度胸の良さを褒めていただきました。ぜひ大勢の前で演奏を披露してほしいですね。恥ずかしがらずにやれば,ウケること間違いありません。

 消防団活動班は,先週に続いて団体行動訓練を行い,今日はさらに災害時に役立つコップとスリッパの作り方を教えていただきました。非常時用ですからコップもスリッパも新聞紙で作りました。常葉の女性消防団の方々は消防車の車両点検を行ったり,冬にはお年寄りの見守り活動も行っているんだそうです。互いに助け合う心,これが地方の力ですよね。

 ヒマワリで制作班は,ヒマワリ染め体験。ヒマワリの種を煮出して作った染料に布を入れて染め上げます。布を縛った所には白い模様ができるので,みんな思い思いの模様を工夫していました。最後に,佐久間さんが育てたパッションフルーツのゼリーをいただきました。路地で育てているパッションフルーツとしては北限だとのこと。爽やかな甘みがとても美味しかったです。生徒たちには「行動しないと何も始まらない。無茶をしてはいけないけど行動することが大切」という話をいただいて終了しました。

 今年の「TAMULOVE PROJECT 2017」は,本当にたくさんの方々にお世話になりました。それぞれの地域や地区で活躍している方々のパワーを感じました。そして,若い人達にたくさん教えてあげたいし,若い人達を大切にしたいという気持ちも感じました。生徒たちも皆さんの思いを感じたはずです。
 若者の力で田村市を盛り上げ,活気溢れる地域をみんなの力で創りあげてください。
 お世話になった講師の方々,田村市復興応援隊の方々,本当にありがとうございました。改めて感謝申し上げます。