日誌

田村の歴史

 11月24日(金)は,1年生が「復興応援隊との合同企画」,2年生が「体験発表会」,3年生が「キャリアアップスタディ」と内容が盛りだくさんでした。2年生の「体験発表会」は,すでにお知らせしましたので,今日は1年生と3年生の様子を紹介します。
 1年生の「復興応援隊との合同企画」は,船引町出身の歴史愛好家「三輪忠仁先生」においでいただき,田村市の歴史について教えていただきました。
 復興応援隊のペーパーによると,三輪さんは「独特なセンスを持つ歴史マニア。田村市に伝わる歴史や伝説をブラタモリ的な視点で説明」と紹介されています。私は途中から参加し,それまでの話を聞き逃してしまいましたが,坂上田村麻呂軍がこの地に進軍し,この地を治めていた「悪路丸軍」「大多鬼丸軍」を破ったとのこと。そういえば,滝根の仙台平には「大多鬼丸首塚」があります。朝廷に逆らった人たちには「鬼」がつけられてしまうそうですが,大多鬼丸は人々からは愛されていたんだそうです。それが首塚として今でも残されているんでしょうね。
 3年生が作っている「お人形様」の本物は,三春町からいわき市に通じる「磐城街道」沿いにあり,坂上田村麻呂が進軍した方向です。もしかすると当時の人々にとっては,「悪疫=坂上田村麻呂軍」だったかも・・・と考えてしまいます(あくまで私見です)。
 最後に先生は「歴史は人の生き方を知ること」「悪いと言われる方の経緯や背景を知ってほしい」「決して鵜呑みにしないことが大切」と話されました。お忙しい中,貴重なお話を聞かせていただき,ありがとうございました。

  

 3年生のキャリアアップスタディ中の講座「お人形様作り」「吊し雛作り」も佳境に入って来ました。
 お人形様の「手」「髪の毛・髭」「槍」などがだんだんできあがって来ました。土台になる骨組みもできあがりつつあります。どんな具合にできあがるのが楽しみです。まだ飾る場所を決めていないとのことなので,ぜひ正面玄関前に飾って来校する方々に見ていただきたいと思います(「お人形様」について知りたい方は,こちらからご覧下さい)。

お人形様の手のひら お人形様の土台 お人形様の髪と髭

 吊し雛作り班は全員で犬を作っていて,外側はだいたい完成し,中に綿を入れる段階になりました。もうすぐ完成するようです。毎年冬に開催されている「栄町つるし雛まつり」の中に飾っていただけるとのこと。楽しみですね(昨年の「栄町つるし雛まつり」はこちらからご覧下さい)。

完成品 女子は楽しそうです 男子生徒も上手です

 ということで,本校では1年生から3年生まで全学年が「地域を知る」活動を行っています。これらの活動から学んだことを生かし,郷土を愛し地域を盛り上げ地域社会をリードしていって下さい。