日誌

アクティブリーダープロジェクト日誌

「グリーンパーク都路」紹介動画を作成しました!

アクティブリーダー育成プロジェクトPR班で、田村市の魅力PRとして「グリーンパーク都路」の紹介動画を作成しました。

 

グリーンパーク都路の皆様にご協力いただき、5月26日1学年で遠足に伺った際に撮影を行いました。

バーベキューやディスクゴルフで楽しむ様子、スタッフの方へのインタビュー等、グリーンパーク都路の魅力がつまった動画になっています。

ぜひ、ご覧ください!!

 

 

避難所運営ゲーム「HUG」

船高アクティブリーダー育成プロジェクトの活動報告です!

 

6/12(月)に、

日本赤十字社福島支部 青少年赤十字指導講師 菅野 勇一郎様 を講師としてお招きし、避難所運営ゲームの「HUG(ハグ)」を行いました。

※避難所運営ゲーム「HUG」(H:hinanzyo U:unei G:game)

 

 

「HUG」は、避難所に起こる様々な出来事にどう対応していくかを体験するものです。

避難者の年齢、性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所に見立てた平面図に適切に配置していきます。

 

始めに避難所である体育館の通路の確保です。

受付場所や本部になる場所など、いろんな想定をしながら、話し合いました。

 

避難所に続々と避難者が入ってきます。

避難者カードに書いてある情報を元に、スペースに配置する作業です。

世帯構成、持病・怪我、色々な状況を抱えた人たちに対して、どの場所にいてもらうか、適切に判断していく必要があります。中々難しい作業です。

 

 

こちらは、避難所の掲示板です。避難者にどんな情報を伝えればよいでしょうか。

 

生徒の感想を紹介します。

「1人分の場所の確保や通路の作成、支援物資の確保など沢山のやるべきことに驚いた。避難者の要望に一つ一つ応えることの難しさを実感した。」

 

 「仲間と協力し、広い視野で柔軟に判断することの必要性を学ぶことができた。今後の避難所運営に活かしていきたいと思った。」

 

「私は仲間に意見を求めてばかりで、自分自身の意見をあまり言えなかった。積極的にコミュニケーションをとることで、もっとスムーズに話し合いが進むと思った。」

 

避難所運営ゲームをやってみて、

突然起こる災害に備えて、事前に考えておいた方がよいこと、準備した方がよいものなど、課題も見つかったと思います。

今後の活動に生かしていきましょう。

 

避難所講話

 今年も船高アクティブリーダー育成プロジェクトが始動しています!

 これまでの経験を踏まえ、防災や地域活性化に向けた取り組みなど、地域に貢献するアクティブな活動を行っていきます。

 


 5月29日(月)に、「田村市防災アドバイザー」を務める 福島大学特任教授の天野和彦様、NPO法人くらスタ理事長の佐原禅様を講師に迎え、「東日本大震災で、ふくしまに起こったこと~あの時避難所は~」というテーマで講話をいただきました。

 

 

 

 天野様は東日本震災時に避難所の運営を経験され、避難所の様子や課題、そこから得られた教訓をお話くださいました。当時2500人以上がビッグパレットふくしまに避難し、段ボールで区切られたスペースで生活する写真を拝見し、その大変さが伺えました。また、「人を救えるのは人しかいない」という言葉が強く印象的でした。避難所の使命である「いのちを守る」ため、交流と自治の視点で人と人のつながる仕組みを構築していくことが必要であると学びました。

 


 参加した生徒の感想には、「モノの防災だけでなく考え方の防災へ、防災への見方が変わった。自分から積極的に避難所の運営にも携わっていきたい」「今回のことを周りの人にも伝えていきたい。自治活動など、自分たちがリーダーとなり皆を引っ張ることができるようになれば良い」等がありました。
 災害に備え、自分たちはこれから何ができるか、何をすべきかをよく考えることができました。今後の活動にも生かしていきましょう。

 

防災講座 ~田村市の気象と防災~

 9月3日(土)に、福島テレビの気象予報士の斎藤恭紀(さいとう やすのり)様を講師に迎え「田村市の気象と災害について」というテーマで講演をいただきました。

 台風の発生の仕方や令和元年度に発生した台風19号の被害、線状降水帯と豪雨の関係などを解説していただき、気象について多くのことを学ぶことができました。また、田村市は災害の被害が少ないというお話の中で、その理由が地形と関係していることを知ることができました。普段目にしている気象ニュースが、災害が発生した場合に命の危険を一番に考えて作られていることを知り、災害が起こった時の行動の仕方を考えることができました。その他にも、クイズ形式で気象と災害について考えたり、斎藤様がニュースを報道するまでの一日の流れを伺い楽しく学ぶことができました。

 今回の講演を通して、今までよりも深く気象と災害について考えることができました。斎藤様の講演の中で、「公助」ではサポートできない部分がある。「共助」が必要不可欠だ。というお話がありました。また、ご自身の進路についても触れ、失敗を恐れず挑戦することの大切さを話してくださいました。今後、アクティブリーダーの活動で「共助」についてさらに学び活動に生かしていきたいと思います。

 

 

 

 

アートプログラム「EGAKU」を実施しました!!

 今年度のアクティブリーダープロジェクトでは、「コミュニケーション能力(観察力・表現力・対話力・共感力)の育成」「自己認知力の向上」「多様な価値観との出会い」をコンセプトに、アートプログラム「EGAKU」を実施しました。生徒たちは日々学習や部活動、アクティブリーダープロジェクトなど忙しく過ごしている中で、自分自身とじっくりと向き合う時間をつくることができ、日ごろの生活の中を振り返る機会となりました。

 また、今回は生徒たちだけでなく多くの教職員にも参加していただきました。生徒たちは普段とは違った教職員の一面を見たり、教職員のグループワークの声に耳を傾けるなどよい刺激があったように思います。逆に教職員も生徒たちが創り上げた作品を見て驚いたり、生徒が創作の中で意識したことを聞くことで、生徒たちの新たな一面を感じることもでき、刺激あるプログラムとなりました。

 今回のプロジェクトは生徒たちも教職員も初めてのプログラムで不安を抱いた中での活動開始となりましたが、最後には全員の笑顔が見られ、その中で大きな学びがあったように思います。今後も楽しい活動の中から様々なことを学ぶプログラムを実施し、船引高校アクティブリーダープロジェクトがよりよいものとなっていくよう生徒・教職員が一丸となって頑張っていきます!

  

東日本大震災に関連した場所を見学しよう!

 8月3日(水)に船高アクティブリーダーメンバーで東日本大震災に関連した場所の見学に行ってきました。東日本大震災・原子力災害伝承館を訪れてたことのない生徒は、伝承東日本大震災・原子力災害館とJヴィレッジの見学コースに、訪れてたことのある生徒は、東京電力廃炉資料館とJヴィレッジの見学コースに行きました。今回の研修では東日本大震災に関連した場所を見学することで、災害に対する意識を高め、その教訓を今後どのように伝えていくかを考え深める良い機会になりました。今回学んだことを今後の活動に生かしていきたいと思います。

 

<伝承東日本大震災・原子力災害館>

 伝承東日本大震災・原子力災害館では、地震、津波、原発事故の資料を見学させていただきました。震災当時は、まだ小学校入学前だった生徒たちも展示物や映像を見たり、各ブースで担当の方から説明をいただきながら震災当時を振り返り、震災を伝えることの大切さや私たちだからこそできる防災についても学ぶことできました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇生徒の感想

・実際に避難している様子の写真や避難所での写真、各地での避難の様子を写す映像を見て避難したときの大変さや つらさ、命の大切さを自分事として感じられた。

・小学校に残されたランドセルや帽子を見て、当たり前だった学校生活が急になくなったと考えると胸が苦しくなった。

・子どもたちの災害前の原発に関する作文やポスターなどの作品を見て、災害が起こった後だから考えさせられることが多くあった。

・津波や地震の様子をリアルな映像で見ることで、当時の状況を知り、考えを深めることができた。また、震災を知らない次の世代に被害を伝える大切さを強く感じた。

・悲しい資料が多くあったが、震災後多くの人たちが支援してくれた資料もあり人の温かさを感じることができた。

・危険を顧みず使命を果たした人々の様子が展示されてあり、危険な状態にもかかわらず誰かのために動けたことがすごいと思った。

・震災の展示があることで、人々が実際に訪れ当時のことを知り、学べることできると思った。

 

<東京電力廃炉資料館>

 東京電力廃炉資料館では、廃炉に向けた取り組みについて説明を受けたり、廃炉に向けた職員の方の思いを聞きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇生徒の感想

・この先まだ何十年も続く廃炉作業だが、私たちにできることととして正しい情報を知り正しく伝えていくことが大切だと感じた。

・今まで事故が起こったことは知っていたが詳しい過程やそのあとの対応などは知らなかったので、説明を聞いたり映像を見たりして原因や当時の状況を知ることができた。

・実際に着ていた作業着を見て、どれくらいの重装備をしないと作業ができないのかを感じることができた。また、ガスマスクは初めて見たので、強く印象に残った。

・原子炉の冷やすための構造は知っていたが、どのように冷やすのかや構造を詳しく知ることができた。

 

<Jヴィレッジ>

 東京電力福島第1原発事故の対応拠点となったサッカーのナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」では、震災前と震災後の様子を説明していただきました。Jヴィレッジの方々が震災復興のために行ってきたことや再開するまでの道のりを知り、多くの感動を得ることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇生徒の感想

・素晴らしい芝生を駐車場にすると決断した当時のJヴィレッジの方々の気持ちを考えるだけでつらく悲しくなった。

・Jヴィレッジの方々は大切な芝生を駐車場にしなければいけなかったのはつらかったと思うが、人々のために収束拠点となり多くの人の役に立ったことは素晴らしいことだと思う。

・テレビでは何度も見ていたが、生で見た芝生はすごかった。また、長い間休止していたのにもかかわらず、Jヴィレッジの方々が諦めないで再開させようという気持ちが伝わってきたので芝生に入れてより一層感動した。

・震災前も震災後も世界中に愛されていることを知ることができた。

・震災で駐車場になってしまったサッカーコートが震災前よりグレードアップしたコートになり、もう一度サッカーができることに感動した。

・Jヴィレッジ休業中もJヴィレッジのスタッフの皆さんが自分にできることを見つけ諦めずに活動し続けたことが印象に残った。

 

 

 

 

避難所宿泊体験(田村市)への参加と振り返り

 7月2日(土)の避難所宿泊体験(田村市)に、船高アクティブリーダーメンバーで参加をしてきました。田村市役所の職員の方々をはじめ、多くの地域住民の方々とワークショップを行い、様々な視点から避難所の運営について考えることができました。船引高校アクティブリーダーの活動としては、すべてのプログラムについて参加することはできませんでしたが、有意義な時間を過ごすことができました。

<避難所設営のポイントについての講義・ワークショップ>

 東日本大震災の時に、実際に避難所運営をされていた北村育美さんからの講義を受けました。コロナ禍での避難所運営では受付の重要性が高いことや通路を確保することの大切さを知るとともに、いつ何が起こってもすぐに対応できる準備をすることの必要性を感じることができました。また、その後のワークショップでは、市役所職員の方々や地域の方々とワークショップをすることでいろいろな視点から避難所について見つめることができ、とてもよい経験となりました。

<避難所レイアウトを考える>

 田村市総合体育館が避難所となったときに、実際に施設をどのように使用するのかをグループごとに考えました。体育館の部屋を一つ一つ確認し、どのような用途で使用していくのかを考えました。グループそれぞれに違った視点でレイアウトを考えており、様々な見方で見ることの必要性を感じました。

<段ボールベッドとテントの組立>

 段ボールベッドやテントを実際に組み立ててみました。予想以上に重労働でした。高齢者の方々にとっては大きな負担になると感じました。また、組み立てている中で失敗することもあり、何かあったときに向けて練習をしておくことの必要性を感じました。

 <今回の体験の振り返り>

 4日(月)には学校で振り返りを行い、参加したメンバーで意見をまとめ、参加できなかったメンバーへの共有を行いました。いろいろな方々とコミュニケーションを通して感じたことを、自分たちの言葉でまとめ、しっかりと伝えました。

活動3回目「震災遺産を考える」

活動3回目は、「震災遺産を考える」をテーマに福島県立博物館学芸員の筑波匡介様に講演していただきました。

初めに、筑波様がかかわった中越地震について説明していただき、「復興」とはどういうものなのか、「災害を伝える」とはどういうものなのかについて考えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に、写真の中から震災遺産だと思うものを選び、なぜこれが震災遺産なのか震災当時のことを振り返りながら考えました。一人一人が考えた意見を発表した後、筑波様から写真の説明をいただきさらに考えを深めることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、筑波様から牛が餓死するまで齧った牛舎の柱のレプリカを御持ちするしていただきました。なぜ、このような形になったのか、なぜ牛は取り残されたのか、牧場主に声をかけるとしたら、どのように声かけをするかという問いに対しても、自分事として考えをまとめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筑波様から頂いた言葉に「物は残しても人と向き合わなければ意味がない」「時間がたつにつれて変化していくものをどのように残していくのか」がありました。答えのない問いを考え続ける、問い続ける事こそ、災害伝承になるのではないかということを知ることができました。

今年度の活動のテーマは「震災を伝える」です。その震災を伝えることの必要性について今後も引き続き考え、災害伝承につなげていきたいです。

 

活動2回目「東日本大震災を振り返ろう」

6月6日(月)に第2回アクティブリーダー育成プロジェクトが行われました。

今回のテーマは「東日本大震災を振り返る」でした。6月13日(月)に行われる“震災遺産”講座の事前学習として、

震災当時を振り返りました!

 

初めに、各グループで自己紹介と震災当時について覚えていることを話し合いました。

保育園で過ごしていた様子を話す生徒もいれば、自宅での様子を話す生徒もいて当時の様子を振り

返ることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に、タブレットを用いて「東日本大震災」+「各グレープで調べたいこと」を入力し、震災当時のことを調べまし

た。調べたいことには、「学校、避難所、津波、動物、江頭2:50」があり、HPの文書や画像、動画を見ることで震

災当時を様子を知ることできました。

 

最後に、各グループで話し合ったことを発表しました。他のグループの発表を聞くことで、さらに震災当時について

の理解を深めることができました。

今回学んだことを、来週の“震災遺産”講座に生かしたいと思います。

震災と復興を未来につむぐ高校生語り部交流会

 令和4年1月24日、船高アクティブリーダーの代表メンバーが「震災と復興を未来につむぐ高校生語り部交流会」に参加しました!

 この交流会は福島県内20校以上の高校が参加し、震災と復興に関する地域での活動をオンラインで発表しました。

 各校の発表は、様々な視点で活動のテーマや地域との関わり方を考えた独自性があるもので、多くのことを学ぶことができました。

 また発表を通して、自分たちの活動を改めて振り返ることができ、他校の生徒からメッセージをもらったことで、今後の活動への意欲が高まりました。年度末に向けて、現在行っている活動を仕上げていきたと思います!!