行方不明者をドローンで探す
2022年12月15日 17時12分こんにちは。ドローン科学探究部です。
12/10(土)のドローン特別講座の様子をご報告します。
前半は物流ドローンについての講義をいただきました。
これまで人や走っている車がいる上空は飛べませんでしたが、
12月航空法の規制緩和により、一定の条件のもとで飛ばせるようになりました。空の道を活用したドローン配送で今後の暮らしも便利になりそうです。
買い物が困難な離島や山岳地帯での配送の様子を見せてもらいました。
登山で7時間かかっているところ、15分に短縮できるのは驚きです。
ドローン物流を仕事にして儲けたい!という声もありましたが、
現在の性能や人の配置を考えると、コストがかかり、やればやるほど赤字に…。
物流だけなく、災害時に使用する防災ドローンも同じ空の道の使い方として、共有して進めることが大切ですね。
後半は、サーマルカメラを搭載したドローンについてです。
圃場の温度管理等、農業にも活用されています。
体育館を真っ暗にして体験してみました。
床に手を置いてから離しても、床には手の温度が残っていました。
短時間であれば、人のいた痕跡も温度で分かることは驚きです。
人の影もカメラに映る等、色々な発見がありました。
最後は、行方不明者の捜索方法を皆でブレインストーミング。
暗闇での体験をしたことで、どうやったら人を探せるのか課題意識を持って考えることができました。