鳥獣被害を知り地域を考える
2023年1月30日 08時00分こんにちは。ドローン科学探究部です。
1月のドローン特別講座についてご報告します。
今回のテーマは鳥獣被害対策でした。
まず、NPO 法人くらスタ理事長 佐原様より、
地域の目線から「猪」についてお話しいただきました。
猪の生態、狩猟のハードルの高さ、猪肉の利用価値などから、
「売れない(食えない)、追えない(担い手不足)、止まらない(繁殖力)」
という現状があり、個体数がどんどん増えているそうです。
このままでは農地が荒らされ収穫が出来なくなってしまう…大きな課題です。
この猪に対して、現在どんな手段があるのでしょうか。
AI 解析・検出を用いた生体調査、ICTを駆使した熊本県のハンターの紹介がありました。
写真は鹿のリアルタイム映像です。
温度が残るので、動物がいた形跡も掴むことができますね。
猪の捕獲状況・出現場所から罠の位置を考えるシステムなど、
これまで人の経験ありきだった所も、最新技術で補えるようになってきているようです。
最後に、皆で鳥獣被害対策にドローンを使ってできることを考えました。
今年度最後の講座でしたが、はじめの頃より臆さずにアイディアを出せるようになったと思います。慶應義塾大学の先生をはじめ、多くの先生方から講義をいただき、大変感謝しております。
1年を通して、ドローンの様々な可能性や課題解決の思考を学びました。
これからも「どうやったらできるか」考え、皆で知恵を絞って、色々なことに挑戦していきましょう。