日誌

アクティブリーダープロジェクト日誌

子どもがふみだす ふくしま復興体験応援事業 成果発表会

1月19日(土)、福島市の「とうほう・みんなの文化センター」で開催された標記の発表会に、「船高アクティブリーダー育成プロジェクト」のメンバー6人で今年度も参加してきました。「都路町の復興調査」「都路灯まつり参加」「山形県左沢高校との交流」の3つのテーマを柱に、これまでの活動の成果や復興への思いを堂々と発表することができました。この発表に向けて生徒たちは冬休みを返上し、現在までの活動をまとめ、資料を作成し、当日のプレゼンテーションの練習を何度も何度も行いました。どのようにしたら聞く人にわかりやすく、そして心に響く伝え方ができるか、苦労と工夫を積み重ね、このプロジェクトの集大成にふさわしい発表だったと思います。これまでご協力頂いた田村市の関係者の皆様、貴重な経験をさせていただき大変ありがとうございました。

子どもがふみだす ふくしま復興体験応援事業 成果発表会

キュウリジャムのPR 先週1月30日(土)に,福島市の「とうほう・みんなの文化センター(県文化センター)」で,「こどもがふみだす ふくしま復興体験応援事業 成果発表会」が行われ,本校からは「船高アクティブリーダー育成プロジェクト(通称:山形へ行こう)」のメンバー9名が参加し,自分たちが取り組んできたことを堂々と発表してきました。
 生徒たちは,「人の復興」「農業・漁業の復興」「店の復興」の3グループに分かれて発表しました。実際に都路の方々にお話を聞いたり見学したりして感じたことやわかったことを簡潔にまとめ,左沢高校での交流会や自分たちが何をしなければならないのかを12分間にまとめた素晴らしい発表でした。しかも,都路で作っている「キュウリジャム」やスイーツ「結」の紹介もしっかりとしてきました。
 最後に都路に住んでいる赤石沢君が「自分は都路に住んでいますが,こんなに皆さんが頑張っていることを初めて知りました。自分もこれから地域のために頑張りたいと思いました」としめくくり,発表は大成功でした。

  

  

みんなで記念撮影 最後に講評をいただいた福島大学准教授小暮先生からは「丁寧に調べた発表でした。地元のことでも分からないことが多いが,詳しく調べることで地元愛や地元に戻ろうとする気持ちを育むことはとても大切だと思います。引き続き取り組んでください。」との講評をいただきました。
 まさに私たちが目指してきたことを理解していただき,生徒たちの取り組みは100%成功でした。さらに,このような大きな舞台で多くの方々の前で発表することができ,生徒たちにも大きな自信になったと思います。生徒の皆さんには,地域のために自分は何ができるのか,しなければならないのかをよく考え,自ら行動できる人に成長して欲しいと思います。
 最後に,このプロジェクトにご協力いただきました全ての方々に改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

  

  

「学校自慢コーナー」をご覧下さい

左沢高校との交流会の様子 船引高校でしかできない「ドローン特別講座」と「アクティブリーダープロジェクト」の様子が,福島県教育委員会の「学校自慢コーナー」に掲載されました。
 特に,「アクティブリーダープロジェクト」では,都路訪問の様子と,山形県立左沢(あてらざわ)高等学校との交流会の様子が詳しく載っていますのでぜひご覧いただきたいと思います。
 すでに田村市の広報誌「Tamura」にも,この交流会に参加した生徒の取材記事が載っていますので,地域の方はすでにご存じだと思います。
 交流会は,左沢高校の1年生94名との交流会。互いに学校紹介をした後,自分たちが調べてまとめたことを説明し,その後15班に分かれて協議を行い,充実した素晴らしい交流会になったそうです。
 広報誌「Tamura」に掲載された本校生は,「地元の人が一人ひとり,復興に向けて努力しているんだと感じました」「将来は地元に戻り,働きながら地元を盛り上げたい」「活動で得た経験を,今後の高校生活や将来に役立てたいです」と話しています。
 このような活動や経験を通して,地域復興・地方創生のために,何を大切にしなければならないのか,自分は何をすべきなのか,そのためにどんな進路を選択すべきなのか等を考える大きなきっかけにしてほしいと思います。

  

「知る」「調べる」「発表する」「行動する」

 船引高校においでになった方はご存じだと思いますが,正面玄関ホールに大きく目立つ掲示物を設置しました。たいていの方は「何かな?」と興味深く見ていただいており,ありがとうございます。
 これは,「アクティブリーダープロジェクト」の活動をまとめた校内用の掲示物で(「アクティブリーダープロジェクト」については,上のメニューをご覧下さい),夏休み中に都路を訪問し,その内容を「人間的な復興」「自然系の復興」「店の復興」の3つにまとめたものです。それぞれの班が都路の方からお話いただいたことやインタビューしたことをまとめ,「行ってみた感想」「自分たちにできること」なども簡潔にまとめました。コンパクトにまとまっていて,生徒たちの率直な感想が述べられているのではないかと思います。

 その中から生徒たちの感想の一部を紹介しましょう。
●「復興は進んでいるということがわかったが,その事実は県外の人には知られていない。都路地区がさらに復興するために,今回の活動を通して県外へ『都路の復興は進んでいる!』ことをアピールしたい」
●「一度都路から離れても,都路が心配で戻ってきて,今度は前よりも楽しい町にしようとしていることがわかりました」
●「都路の人達は風評被害を払拭するために,努力をしていることがわかりました。被害を受けても,自分たちの土地が大切だからこそ,自分から進んで都路に戻り,農業を再開している人が多いことがわかりました。」

 何かを成し遂げようとする時には,「知る」「調べる」「発表する」「行動する」の4段階があると思います。生徒たちはまさに「知る」「調べる」を行い,山形県の左沢高校に行って「発表」してきます。この経験がさらに「行動」に繋がれば,未来を創る若者がたくさん増えるに違いありません。

  

山形へ行こう

ポスターづくりに励んでいます 8月10日のブログでもお知らせしたように,本校は,福島県教育委員会の「子どもがふみだす ふくしま復興体験応援事業」に事業案を提案したところ,無事採択していただきました。
 校内では,「地域復興 ~船高アクティブリーダー育成プロジェクト~」という名称で,1・2年生と生徒会役員30名が活動しています。
 「他県へ復興をアピールする」って何県に行くの? と思いますよね。実は,山形県立左沢(あてらざわ)高等学校と交流会をする予定になっていて,現在少しずつ準備を進めています。左沢高校と言えば剣道の強豪校で,全国的にも有名ですね。
 ということで,この本来のプロジェクト名が少々長いため,校内では「山形へ行こうプロジェクト」で通っています。
生徒が取ってきたたくさんのメモ 月曜日の放課後は,左沢高校との交流会に向けて準備をしました。都路で聞かせていただいた話やその感想をまとめて,発表するためのポスターづくりです。生徒たちは「農林水産業」「人」「経済」の3つの班に分かれて作業をしています。
 その元になっているのは,生徒たちが一生懸命取ってきたメモです。
 都路に実際に行ってみて,説明を聞いて,直接会話して,施設を見学して,・・・高校生の目線でどう思ったのかどう感じたのか,そして,都路の方々が復興のためにどれだけ頑張っているのかを上手にまとめ,左沢高校の生徒たちに,しっかりと伝えて来てほしいと思います。
 さらに,いろんな交流を通していろんな考え方に触れ,自分の世界を広げて来て下さい。