今年は、クリエイティブディレクターの箭内道彦様を講師としてお招きし、夢を育む講演会を実施しました。
箭内様は、ふたば未来学園や都路小学校などの校歌制作の実績があり、令和8年度開校の船引・小野統合校「あぶくま柏鵬高校」の校歌の作詞・作曲も快く引き受けてくださいました。今回その縁もあり、校歌制作のエピソードを交えながら、生徒たちの夢を育む内容の講演をいただきました。
講演ではまず、校歌制作のエピソードを披露していただきました。
校歌は小学校では6年間、高校では3年間歌ってもらえること。 校歌を通して皆が一つになることができること。
船引高校と小野高校がうまくやっていけるのか色々な不安があると思うが、2つの個性がまじり合い、柏(かしわ)と鵬(おおとり)が一つになることで前向きに進むことができるとの願いを込めた、というエピソードをお話くださいました。
エピソードに続いて、生徒達に向けたメッセージもいただきました。
・自分の性格もあると思うが、周りから「やめた方がよい」と言われたことで抗い、かえってそれは逆に続けられたこと。
・皆と逆のことをやるのが好きであり、強いチームを倒すチームを応援したいと思うようになったこと。
・何かを切り開くには、まずはちょこっと頑張らないといけないこと。
・「なりたい職業」よりも「やりたいこと」を。方法は先に絞らないこと。
など、ご自身の経験をふまえた生き方について生徒たちの心を打つメッセージを数多く伝えてくださいました。
講演後の質問では一緒に聴講した田村市内の中学生からも質問が出るなど、とても充実した講演会となりました。
<講演会の様子>



<生徒の声>
・自分の選んだ道を楽しんでいる箭内さんを見てとても勇気をもらいました。これからの将来不安もあるけど頑張ろうと思いました。
・違うところと同じところ両方大事だと言う話やなりたい職業よりやりたいことと言う話がすごい心に残りました。また、今後これを意識して生活したいと思いました。
・「できっこないをやらなくちゃ」僕は何事にも最初っからできっこないと思っていることをやり遂げることが大切ということにとても感動しました。
・今回の講演で特に心に残った言葉は「夢は叶って終わりではない」です。今まで、夢をかなえることに視点を当てて物事を考えていることが多く、夢が叶った後のことを考える機会がありませんでした。しかし、今回のお話を聞いて、夢が叶った後にどうしたいかということも考えていこうと思いました。
・講演を聞いて福島や曲に対する思いなどを聞けて良かった。自分のやりたいと思うことをやり続ければいいと学んだ。サンボマスターさんたちとの福島への愛が伝わってきた。私も福島は大好きだし、改めて福島のいいところをみんなに伝えたい。生まれも育ちも福島で本当に良かったと心から思えて感動した。
・今回の講演で、箭内さんが「二つの学校が一緒になっていろいろな思いがあるし、船引高校と小野高校の歴史をなくすのではなく新しい歴史を作っていくと思って作った」というところが自分の心に響きました。そして、「夢は叶ったあとが大事、叶ったあとどうするか」や「成し遂げるときは自分で道を切り開かなければダメ」や「やめなければいつか叶う、道は一つじゃない、諦めないのが大切」という言葉も心に響きました。自分は将来、入りたい会社があるので箭内さんの言葉を大切にして生活していきたいと思いました。
・夢は夢にあらずという言葉が印象的で、夢をかなえるための方法を目的にせず、その先の夢を見据えた行動をとれるように心がけ生活していきたい。
・あぶくま柏鵬高校の校歌の事や箭内道彦さんの今までの人生でどんなことをしてきたのかを知りました。とても良い校歌だったと思いました。I love you & I need you ふくしま という曲も好きでよく聞いていたので懐かしい気持ちになりました。
・「夢は叶ったあとが大切」「多少遠回りをしても諦めずに取り組めば、いつかは夢が叶う」という言葉がとても印象に残った。