アクティブリーダープロジェクトって何?


 正式な名称は「地域復興 ~船高アクティブリーダー育成プロジェクト~」で,平成29年度に、福島県教育委員会の「子どもがふみだす ふくしま復興体験応援事業」に応募し,採択された取り組みで,以降継続して取り組み,今では船引高校の特色ある取り組みの1つとなっています。
 このプロジェクトは,生徒たちが,東日本大震災・原発事故で避難を余儀なくされた都路地区の方々と交流し,「過去・現在・未来」を「知って」「聞いて」「見て」「まとめて」,それを他県の高校生に伝え交流する。さらに自分たちの考えを深め,地域のリーダーとしての資質・能力を育てることをねらいとして始まりました。
 その後この活動を通して,地域をよく知り,地域に必要なことを考え,自ら積極的に行動する,そういう「地域のリーダー」が育ってくれることを願い活動を継続してきました。令和7年度は全校生徒の4割に相当する81名の生徒がこのプロジェクトの一員として活動を始めています。”地域に貢献するリーダー”が1人でも多く船引高校から輩出されるよう,プロジェクトを一層充実させていきます。

日誌

防災講座 ~田村市の気象と防災~

2022年9月7日 09時17分

 9月3日(土)に、福島テレビの気象予報士の斎藤恭紀(さいとう やすのり)様を講師に迎え「田村市の気象と災害について」というテーマで講演をいただきました。

 台風の発生の仕方や令和元年度に発生した台風19号の被害、線状降水帯と豪雨の関係などを解説していただき、気象について多くのことを学ぶことができました。また、田村市は災害の被害が少ないというお話の中で、その理由が地形と関係していることを知ることができました。普段目にしている気象ニュースが、災害が発生した場合に命の危険を一番に考えて作られていることを知り、災害が起こった時の行動の仕方を考えることができました。その他にも、クイズ形式で気象と災害について考えたり、斎藤様がニュースを報道するまでの一日の流れを伺い楽しく学ぶことができました。

 今回の講演を通して、今までよりも深く気象と災害について考えることができました。斎藤様の講演の中で、「公助」ではサポートできない部分がある。「共助」が必要不可欠だ。というお話がありました。また、ご自身の進路についても触れ、失敗を恐れず挑戦することの大切さを話してくださいました。今後、アクティブリーダーの活動で「共助」についてさらに学び活動に生かしていきたいと思います。